時代を呼吸するトラディション

1964.1.11

日本のビジネスマンのための服を

大同毛織株式会社 (現 株式会社ダイドーリミテッド) が、株式会社ニューヨーカーを設立。国際的なビジネスシーンで着用できる、日本のビジネスマンのための服を、アメリカントラディショナルと呼ばれる装いを基に提案。「着心地」と「品質」そして「美しい仕立て上がり」にこだわった日本人の体形に合うナチュラルショルダーのスーツを開発・製品化。

同年、アメリカ方式の自家工場を神奈川県秦野市に竣工。

1966

ネイビーブレザー企画生産スタート

都内百貨店紳士服売場「トラディショナル」コーナーにて、20歳以上の意味を示す「20UP」のビジネスマンを対象としたトラッドアイテムを展開。その後の全国百貨店進出のきっかけとなる。

1968

ウィメンズブレザーの企画をスタート

百貨店女性社員の要望から初めてのウィメンズブレザーを発表。紳士服コーナーでの販売にも関わらず、この年のヒットアイテムに。その後の婦人服展開のきっかけとなる。

1970

「Everybody Blazer,Everyplace Blazer」を合言葉に、シーンを問わない着こなしを提案。ナチュラルショルダーの着心地の良さと相まって急速に広まり、「ブレザーのニューヨーカー」と呼ばれるまでに。現在は設立記念日である1月11日にちなんで、「毎月11日はブレザーDAY」としスタッフはブレザーの着こなしを楽しむ日として親しまれている。

1973-1976

カタログより

1977

東京会館にてファッションショー開催

1977-1979

女性のトラッドブーム到来

「ニュートラ」「ハマトラ」と呼ばれる、トラッドスタイルが大学生を中心に流行。女性誌が火付け役となり、ブレザーにタータンチェックスカートといったスタイルが広がり、新たにニットブレザーが大ヒットアイテムに。

1981

定番商品「NYオックス」誕生

オリジナルの生地、こだわりの縫製を用いたニューヨーカーオリジナルのオックスフォードシャツを「NYオックス」と命名し、販売開始。時代に合わせたシルエットに変えながら今も続く定番アイテムに。

1983

雑誌・交通広告など

1984

「Shimpei’s BLAZER SPIRIT PARTY」

設立20周年にあたり、ブレザーにスポットを当てたイベントを開催。写真家・浅井愼平氏をホストに迎え、浅井氏がトラッドの源流を辿る米国・英国への旅を企画。撮影されたブレザースタイルを展示したブレザーパーティーを開催。著名人も多く出席した華やかな会となった。
写真:浅井愼平

1984

「NEWYORKER Tennis Party」

設立20周年イベントとして、大学生サークルによるテニストーナメント大会を開催。仲間とお揃いで、スポーティからドレッシーまで着こなせるブレザースタイル「スポーツトラッド」を提案。

1989

社名変更とロゴデザインの刷新

素材メーカーからファッション総合企業への転換を示す為、大同毛織株式会社から株式会社ダイドーリミテッドに社名変更し、C.I.(コーポレートアイデンティティ)活動を開始。25周年を機に「ニューヨーカー」へのブランド統一、ロゴデザインの刷新を行った。

1991

「紺ブレ」大流行

紺のダブルブレストブレザー通称「紺ブレ」が一大ブームに。当時のニューヨーカーの想いを綴った広告。

1992

ニッポンチャレンジアメリカズ杯1991オフィシャルスポンサー

100年以上にもわたる国際的ヨットレースに初めて日本がチャレンジ。C.I.活動の一貫としてその伝統とチャレンジ精神に共感しオフィシャルスポンサーとして参加。クルーへブレザーの提供やアメリカズカップをテーマにした商品を提案。

1992

「品質相談室」開設

ダイドーリミテッドが「品質相談室」を開設。お客様のご要望やご不満を積極的に集め、品質の向上に取り組む品質保証制度を導入。

同年、他社の紳士ブランドに先駆けニューヨーカーメンズでスタイル・サイズの多様化に対応したパターンオーダーを開始。

1993

オーストラリアにダイドー牧場を開設

ダイドーリミテッドが牧場を取得したことで、原料から製品までの一貫生産体制を持つ企業グループとなる。(2019年に牧場を売却)

1994

30th ANNIVERSARY

設立30周年にあたり、ダイドー牧場の原毛を使用したsuper100’のブレザーを始めとする高品質原料を使用したアニバーサリーコレクションを製作・販売。

2000

初のアウトレット出店

神戸を皮切りに御殿場、幕張、りんくう、軽井沢に5店舗をオープン。

2001

ブランドロゴ変更

ブランドロゴデザインを刷新。

2002

「お客様相談室」開設

10年にわたりダイドーリミテッド「品質相談室」で蓄積されたノウハウをもとに、ニューヨーカーに「お客様相談室」を開設。

2003

中国初出店

上海市に上海紐約克服装銷售有限公司を設立。
市内に中国初の路面旗艦店「ニューヨーカー淮海路店」をオープン。

2003

オリジナルハウスタータン誕生

タータン発祥の地スコットランドで、世界のタータン柄の認定を行う政府行政機関スコットランド・タータン登記所(The Scottish Register of Tartans)に登録。ブランドのシンボルとなるオリジナルハウスタータンが誕生。

2004

40th ANNIVERSARY

ウィメンズのパターンオーダーをスタート

2008

鹿島アントラーズオフィシャルスーツサプライヤー契約

鹿島アントラーズオフィシャルスーツサプライヤー契約
オフィシャルスーツサプライヤー契約により、チームのスーツをはじめとするオフィシャルスーツウェアを提供。

2009

直営オンラインストア「ニューヨーカーオンラインストア」オープン

2020年にオンラインサイトとNY.CLUB会員サイトを統合・リニューアルし、現在の「NY.ONLINE」に。

2011

ポイントサービスを電子化へ

ポイント会員プログラム「NY.CLUB」をスタート。2020年にオンラインサイトとNY.CLUB会員データを統合し一元管理化。

2012

「NEWYORKER MAGAZINE」創刊

トラッド・ファッションの魅力とマインドを伝えるWEBマガジンスタート
(2017.3より休刊)

2014

50th ANNIVERSARY

更に50年続く100年ブランドへ向けて、50周年を節目とした折り返しを迎え、1年に渡り特設サイトの公開やハウスタータンコラボグッズ、ブレザーLabなど周年行事を行う。

2014

銀座フラッグシップショップ店オープン

ニューヨークアパートメントホテルの“おもてなし”をコンセプトに、メンズとウィメンズのウェアやアクセサリーを複合的に展開するショップとしてオープン。ニューヨーカーの情報発信の拠点として、ブランドのシンボル的な役割を果たす。(2022.2 クローズ)

2016

「NY・RECYCLE/エヌワイ・リサイクル」活動スタート

地球環境の取組みとして衣料品の無駄な廃棄を無くし、お客様がご不要になった衣料品を資源として有効活用する「NYリサイクル」活動を開始。 ※2022年現在、日本環境設計株式会社とパートナーを締結

2017

「BERKLEY」スタート

ニューヨーカーの派生ブランドとしてモダンプレッピースタイルを提案する「BERKLEY」を開始。
2022SSより「MODERN PREPPY-HERITAGE SPORTS 」を新たなコンセプトとし、モダンプレッピーをベースに若々しく遊び心のあるスタイル提案に加え、スポーティーでカジュアルなアイテムを拡充。「NY.ONLINE」を旗艦としてブランドを展開。
(2023SSにて休止)

2019

「the wardrobe. newyorker /
ザ・ワードローブニューヨーカー」スタート

「時代を超えるトラッドの編集」をストアコンセプトに、ニューヨーカーをはじめ、素材やものづくりにこだわったカジュアルスタイルブランド「SIPULI/シプリ」、モダンプレッピーをベースにしたカジュアルブランド「BERKLEY/バークレイ」、新たにスタートした「NEWYORKER GOLF」など多様性に富んだブランドを提案する紳士婦人複合コンセプトストアをオープン。

2021

NEWYORKER GOLFスタート

「ゴルフウェアなのにタウンウェアとしても活躍」をブランドコンセプトに掲げ、ニューヨーカーのアイデンティティである普遍的なトラッドスタイルに機能素材や有効的なパターンを融合した新ラインを開始。2022年春夏よりウィメンズウェアスタート。
(2023SSにて休止)

2022

「NY.CYCLE/エヌワイ・サイクル」特設ページ開設

循環型社会に向けたさまざまな取り組みを「NY.CYCLE」と定義し、地球環境に配慮したプロダクトや各サービス・活動をわかりやすくまとめた特設ページを開設。

2023

サンロッカーズ渋谷とオフィシャルサプライヤー契約を締結

プロバスケットボールリーグB.LEAGUE所属「サンロッカーズ渋谷」との契約の締結に伴い、2023-24シーズンにおいてコーチ陣、チームスタッフがスーツを着用。

2023

OMOサービスの拡充

先行して実施していた「EC配送」・「店舗受取り」サービスに加え、EC会員限定で「来店予約サービス」を開始。同年に「NEWYORKER公式アプリ」のアップデートを行い、店舗とECサイトの会員IDを連携。OMOサービスの拡充を図る。

2024

60th ANNIVERSARY

60周年を迎え、あらためてブランドの存在意義を『Timeless Wardrobe 人生を共にする「一着」を。』と定義。1年に渡り特設サイトの公開や記念アイテムを販売。周年を機に省資源化に繋がる取り組みの一環として、梱包資材のリニューアルを行う。