特集・紳士ブランドが伝授する良いシャツの選び方

紳士服のNEWYORKERとは

牧場経営、織物、衣料品の製造・販売までを自社グループで行なう企業、ダイドーリミテッドを母体に1964年に創業したNEWYORKER。ダイドーリミテッドの歴史とノウハウを生かした物作りを背景にベーシックでありながらも時代の空気やトレンドのエッセンスをプラスしたスタイルを提案しています。"The Best Quality for you "を旗印に50年以上、この日本でスーツ、ジャケット、スラックスなどを中心としたビジネスアイテムやベーシックなカジュアルアイテムを展開、販売。また、スーツやジャケットに欠かせないワイシャツにも特別なこだわりを持ち、ものづくりを行っています。

NEWYORKERの考える良いシャツ選び

日本で生まれた紳士服ブランドとして、50年以上もスーツを中心としたトラディショナルなスタイルを提案しているニューヨーカーが、良いシャツの選び方をご提案いたします。メンズウェアは、それぞれの歴史や伝統、着こなしといったルールを重んじ、どのようなディテールにも意味があります。シャツにも多くのこだわりがあり、知れば知るほど奥深く、魅力的なアイテムの一つです。ニューヨーカーでは、自然と体にフィットし、心地よく、そして長く着られることが大切だと考えてきました。良質な生地を使うことはもちろんですが、それ以上に重要なのが仕立ての出来です。どんなに高級なスーツであっても、仕立てが良くないシャツだとスーツの魅力も半減してしまいます。良いスーツにはそれに相応しいシャツを選んでいただきたいと考えています。

シャツの構造を知ることから良いシャツ選びは始まります

ニューヨーカーでは、細部までしっかり作り込むことが良いシャツの条件だと信じてきました。例えば、台襟についた第一ボタン。良いシャツはこのボタンが他のボタンに比べ小さく作られています。第一ボタンは着用時には目視できず、必然的に手の感覚だけで留め、はずさななければいけません。小さければ手の感覚だけで留めることが可能です。このように良いシャツのポイントは、それぞれのディテールに潜むちょっとした心遣いです。その役割を知っていただくために、シャツを構成するディテールをご紹介いたします。シャツに施された細部にこだわってこそ、良いシャツを作り、ご提案できると信じニューヨーカーはシャツを作り続けています。

イラストレーター山崎真理子のシャツの正面イラスト

イラストレーター山崎真理子のボタンホールのイラスト

イラストレーター山崎真理子のシャツカフスのイラスト

イラストレーター山崎真理子のシャツ背面

  • 衿(Collar)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ衿部分のイラスト

    羽根襟とも呼びます。さまざまな形があり、目的やタイの結び方によってデザイン及び名称が変わります。

  • 衿先(Point)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ台衿部分のイラスト

    羽根襟を支えるバンド状の部分。内側の肌に当たる部分をカラーバンド、外側をネックバンドと呼びます。ネクタイの厚みや幅の関係によって台襟の高さを変化させることもあります。

  • 前立て(Placket)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ前立て部分のイラスト

    パネルフロントとも呼びます。一般的に前立てがついているものはスポーティでカジュアル、ついていないものはフレンチフロントと呼ばれ、フォーマルシャツやドレスシャツに多くみられます。

  • アームホール(Arm Hole)

    イラストレーター山崎真理子のシャツアームホール部分のイラスト

    袖ぐりを意味し、袖を付けるための身頃の部分、およびその寸法を指します。カジュアルなものは先に袖付けの工程があり、ドレスシャツはふんわり仕上げるため後から付けられます。

  • ポケット(Pocket)

    イラストレーター山崎真理子のシャツポケット部分のイラスト

    ドレスシャツにはポケットを付けない事が原則とされています。ビジネス用のシャツにはあると便利という理由でつけているものもあります。基本的に何も入れないほうが美しく見えます。

  • 裾(Hem)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ裾部分のイラスト

    ドレスシャツはかがんだときや手を上げた時に、パンツから出てしまわないように裾が長く、さらにラウンドにカットされています。イギリス製のシャツには昔の名残のせいか、裾のラウンドが長いデザインが多いようです。

  • プリーツ(Pleat)

    イラストレーター山崎真理子のシャツプリーツ部分のイラスト

    背中の運動量を補助するために入れるひだを指し、両肩付近や背中心に配置します。ドレスシャツの場合、上着への影響を考慮し入れない場合もあります。ボタンダウンのシャツにはボックスプリーツを入れることが多いです。

  • ヨーク(Yoke)

    イラストレーター山崎真理子のシャツヨーク部分のイラスト

    肩から背中にかけての切り替えの部分。体にフィットするように左右の布の分量を調整して両肩にフィットさせる機能があります。ヨーク面積が狭いほどドレッシーに仕上がり、広いとカジュアルな印象に。中心で切り替えがあるものはスプリットヨークと呼びます。

  • 袖山(Sleeve Cap)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ袖山部分のイラスト

    袖山が低いシャツほど運動量(ゆとり)が増し、逆に高いシャツはタイトになり運動量が減少します。肩先に適度な運動量を入れるため、高度な仕立ての技術が必要とされる部分でもあり、着心地を決める重要な箇所です。

  • カフス(Cuffs)

    イラストレーター山崎真理子のシャツカフス部分のイラスト

    手首をおおうバンド状のパーツ。単に袖口をとめるという役割だけではなく、襟と同様にシャツの顔となる部分でもあります。シングルカフスやダブルカフスなど様々な形状があり、用途によって使い分けられます。

  • ボタンホール(Buttons Hole)

    イラストレーター山崎真理子のシャツボタンホール部分のイラスト

    ボタン穴の周りを補強するために、穴かがりを施したものをワークドボタンホ―ルと呼びます。フロントのいちばん下のボタン穴は横や斜めにあけられているものあり、腰の動きに応じて横方向にゆとりを持たせるための工夫です。

  • ボタン(Buttons)

    イラストレーター山崎真理子のシャツボタン部分のイラスト

    シャツの種類によってそれぞれの用途に合ったボタンが用いられますが、ドレスシャツに限っては装飾の意味合いも含まれています。特にイタリア製のシャツなどに多く見られる4mm程の厚みのあるボタンは、ボタンの扱いやすさといった実用性よりも、シャツを美しく見せる要素が大きいです。

  • 剣ボロ(Sleeve Placket)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ剣ボロ部分のイラスト

    シャツの着脱が楽にできるよう短冊状につけられたあきのこと。先が剣の先のようにとがっていることから、剣ボロと呼ばれます。剣ボロの裏側に裁ち端が出ないよう丁寧な縫製が求められます。

  • ガントレットボタン(Gauntlet Button)

    イラストレーター山崎真理子のシャツガントレット部分のイラスト

    剣ボロ部分についた小さなボタンを指します。このボタンがあることで袖口回りのだぶつきが抑えられ、フィット感が増します。ガントレットとは、中世の騎士たちが装着していた籠手風の手袋のこと。

  • 脇線(Side Seam)

    イラストレーター山崎真理子のシャツ脇線部分のイラスト

    高級な仕立てのシャツには、脇の縫い目と袖の縫い目がぶつかる脇の下あたりを微妙にずらしているものがあります。人間の身体の真横の線と、腕の真横の線がそれぞれ違うため、パターン上で体にフィットさせるようわざとずらして自然に着れる工夫が隠されています。

良いシャツと悪いシャツを簡単に見分けるポイントは6つ

シャツ作りにおいてニューヨーカーが心掛けている重要なポイントが6つあります。

1.袖口から脇にかけての縫製がしっかりしているか
2.背中のプリーツが自然と美しいか
3.肩部分の縫い合わせによって柄が不自然に見えていないか
4.襟が左右対称となっているか
5.前立てがまっすぐであるか
6.用途に適したシャツボタンであるか

これらの条件を全て満たしているシャツこそが良いシャツと呼べると考え、ご提案しています。

良いシャツを見分けるポイントを知る

  • POINT1 織り伏せ縫い

    イラストレーター山崎真理子のシャツバスト部分のイラスト

    袖口から脇にかけての縫製がしっかりしているかは、その縫い方で判断します。折伏せ縫いと呼ばれる方法は、しっかりとした丈夫な縫い方のひとつです。縫い代の一方を細く切り落とし、もう一方の縫い代で包み込むようにアイロンをかけ、その上からミシンで押さえる方法です。この縫製により縫い合わせ部分の強度が増し、洗濯をしてもシャツがよれにくくなります。また、中に縫い代を包み込むので、肌に当たる裏側の部分もすっきりとした見た目になります。

  • POINT2 プリーツ

    イラストレーター山崎真理子のシャツプリーツ部分のイラスト

    背中の運動量を補助するために入れられるプリーツですが、バランスよく入れられたプリーツは後ろ姿も美しいものです。後ろ姿を左右するものなので自然で美しいシルエットのものを選びましょう。

  • POINT3 肩の柄のつながりが自然

    イラストレーター山崎真理子のシャツ肩部分のイラスト

    身頃と袖を縫い合わせた際に、ストライプなどの柄がずれているもは自然に見えません。複数あるシャツのパーツを裁断、縫製する際に注意を払わなければ柄がきれいに繋がらないのです。横から見ても柄と柄の繋がりが自然である事が重要です。

  • PONT4 白衿

    イラストレーター山崎真理子のシャツ衿部分のイラスト

    襟が左右対称となっているのも重要なポイントの一つ。正面から見て襟が歪んでいるものは良いシャツとは言えません。例えばボタンダウンのシャツに歪みがあるとネクタイを締めた時に襟の美しいロール(折り返し)を作ることが困難になります。美しいロールは男性のエレガンスさにもつながります。

  • POINT5 前立て

    イラストレーター山崎真理子のシャツ前立て部分のイラスト

    フロントのあき部分に付けられた細長い布の事を前立てと呼びます。針目の細かいまっすぐなステッチが、丁寧に入れられているものを選びましょう。ドレスシャツなど、シャツの用途により前立て自体がない場合もあります。

  • POINT6 貝ボタン

    イラストレーター山崎真理子のシャツボタン部分のイラスト

    目的に沿ったボタンが使われているものを選びましょう。毎日洗濯されるシャツには割れにくいプラスチックが最適ですが、ドレスシーンには独特の艶を持っている貝ボタンがベストマッチ。貝ボタンには白蝶貝、黒蝶貝、茶蝶貝、黄蝶貝、高瀬貝、あわび貝などの種類があり、ボタンの厚みがあるほど高級です。

古きを知れば良きを知る、クラシックシャツの魅力

現代には様々なデザインが溢れ、最新のファッションは人々を魅了しています。同時に、流行に左右されることなく人々から愛され続けているデザインも存在しています。この章では、ファッションの発信地のひとつであるイギリスとアメリカをピックアップし、それぞれの国におけるオーセンティックなシャツをご紹介致します。クラシックかつトラディショナルなシャツはなぜ根強い人気があるのか、その原点を解説します。

紳士服の聖地、英国のクラシックシャツ

「ワイド・スプレッド・カラー」は、イギリス流儀のクラシックなシャツに欠かせない襟のデザインです。現在における紳士服の着こなしの祖と呼ばれるウィンザー公が、好んで着用しました。それまではレギュラーカラーのシャツが一般的でした。しかし彼が好んだネクタイの結び方のひとつである、ウィンザー・ノットと最も相性が良い「ワイド・スプレッド・カラー」がイギリスのクラシックシャツの代名詞となったのです。さらに付け加えると、袖口や襟が白無地の「クレリック・シャツ」がよりクラシックです。「クレリック・シャツ」は本来教会にいる聖職者が身に着けていた礼服が由来であり、縫い代が透けて見えないものが正式です。厳かな雰囲気を重視する事が好まれていたようです。

イラストレーター山崎真理子の英国的なクラシックシャツのイラスト

英国式ドレスアップシャツのディテール

イギリス人男性はビジネスシャツとそれ以外をはっきりと区別しており、ビジネスシーンに着用されるシャツをドレスアップシーンで着ることはありません。ドレスシャツの特徴として、襟部分はクレリックのワイドスプレッドタイプ、袖口はダブルカフスを基本とします。格式高い席で着用するシャツなので胸ポケットはありません。袖のダブルカフスはボタンが取り外しできる仕様で、カフスボタンというアクセサリーを取り付けます。

英国式ビジネスシャツのディテール

クラシカルな着こなしを嗜むビジネスマンは個性を主張する着こなしを好みません。誰もが黒のストレートチップシューズを履き、白いシャツを着ることはありません。襟はワイドスプレッド、袖口はシンプルなシングルカフス、胸ポケットはカットポケットです。シャツ生地にはロンドンストライプ(ベンガルストライプ)を用いることが一般的です。

英国式シャツでよく使われるシャツ生地、柄

  • ブロードシャツの生地アップ写真

    代表的な平織の生地です。糸の太さを表す番手数字が大きいほど、使用する糸が細くなり上質な生地になります。ドレスシャツ用は100番手以上を使用します。200番手の極細糸で織られた英国製のブロードは最高級品であり、フォーマルシャツに使用されることがあります。

  • ベンガルストライプシャツの生地アップ写真

    5ミリ幅くらいの縞を等間隔で並べた単純なストライプ。ブルーカラーが一般的で人気もあります。トラディショナルなスタイルにマッチする柄です。

  • ツイルシャツの生地アップ写真

    2本ないし3本の糸をより合わせた撚糸で織られた綾織物の総称。平織りと比較して糸の密度が高く、生地に厚みを持たせることができます。手触りがよく、シワになりにくいのが特徴です。


自由の国、米国のクラシック(トラディショナル)シャツ

アメリカで生まれた、傑作と呼ばれる一つのシャツがあります。それは襟先にボタンが付き、固定できる「ボタンダウン・シャツ」です。ビジネスでもカジュアルでも兼用できる優れたデザインは、60年代における世界的なアイビーファッションの流行によって瞬く間に広がっていきました。襟先のボタンをとめた時の、ロールの美しさがポイントです。また、体が大きいアメリカ人にとって着やすさを考え、全体がゆったり作られています。さらに背中の中央にボックスプリーツを入れているものがアメリカにおけるクラシックなシャツです。生地はオックスフォードに限られます。丈夫でざっくりとした雰囲気をアメリカのクラシックシャツは持っています。

イラストレーター山崎真理子の米国的なクラシックシャツのイラスト

米国式ビジネスシャツのディテール

アメリカのシャツはイギリスのものに比べ、カジュアル使いも想定した設計となっており、ノータイにカジュアルジャケットの休日スタイルにも対応できるのが魅力です。象徴となるのは襟部分のポロカラー(ボタンダウン)とシングルカフス、そしてボックスプリーツが日常の動きに余裕をもたらします。様々なジャケットとマッチするメンズファッションの永遠の定番アイテムです。

米国式カジュアルシャツのディテール

オンオフを兼用できるアメリカのシャツモデルですが、よりカジュアルな雰囲気を出すために開発されたモデルがショートポイントカラーです。ショートポイントカラーはスモールカラーとも呼ばれ、その襟先は6センチ以下と通常に比べて小さく設定されています。ボタンを外した際に襟の開きが少なくなるため、ノータイスタイルに選ばれてきました。ボタンダウンとボックスプリーツはそのままに、襟と袖口をショートポイントに変化させています。

米国式シャツでよく使われるシャツ生地、柄

  • オックスフォードシャツの生地アップ写真

    シャツやスポーツシャツによく用いられ、代表的なコットン地のオックスフォード。その名の通り、ある有名な大学から名付けられたとも言われています。独特の風合いと美しい光沢が魅力的です。通気性に富み、シワになりにくいことも特徴です。

  • ギンガムチェックシャツの生地アップ写真

    先染めの糸を使い格子状に織った綿の平織物のこと。英国の理髪店で身に着けられていた前掛けに使われていたことからエプロンチェックともよばれます。ビジネスでもカジュアルでも対応する万能柄です。

  • キャンディーストライプシャツの生地アップ写真

    飴菓子の包み紙に見られる、白地に明るい色味の縦模様を等間隔に配置したストライプ。キャンディーのように甘くカラフルなトーンが特徴です。

洋服は全てオーダーからはじまった、手間暇をかけたオーダーメイドシャツ

シャツの歴史はメンズファッションの歴史と言っても過言ではありません。メンズファッションの革命児であるボウ・ブランメル以前から人々は、シャツを身に纏い生活をしていました。ミシンが開発され、一般的な洋服として普及し、店頭で並んでいる中から選ぶようになった現代。しかし、技術は進化してもシャツに対する悩みは一向に消える気配はありません。特に、スーツやジャケットと合わせて着用するドレスシャツは、スマートな身のこなしをする上で、できるだけ体にフィットしたものを選びたい。大きすぎても、小さすぎても良くありません。大切なことはジャストフィットです。シャツこそオーダーメイドで仕立てる方がスマートに見える近道だと考えています。オーダーシャツの歴史を振り返りながら、良いシャツ選びを考えます。

シャツのはじまりを考える

メンズシャツのはじまりは古代ローマにまで遡ります。ローマ人の男性はスリットの入った、頭からかぶるチュニックのような布に、帯を巻いて着用していました。中世に入ると簡易的な袖が付き、現在のシャツの原形が生まれたようです。19世紀になると大きな変化が起こります。それまで多様な装飾が付けられていたシャツは簡素化し、立ち襟が生まれました。そこからさらに進み、現在のような折り襟が誕生しました。20世紀に入ると今のシャツモデルの主流となるボタンダウン、クレリック、ワイドスプレッドなどの種類が誕生しました。そして現在のスーツに合わせたり、カジュアルとして一枚で羽織るようなファッションアイテムとして取り入れられるようになったのです。

イラストレーター山崎真理子のオーダーメイドシャツのイラスト

シャツが生まれたワケとは

そもそもなぜシャツは誕生したのでしょうか。それはシャツに与えられた役割を考えればおのずと見えてきます。当初、シャツの裾は極めて長くなっており、フロントボタンで留めるためのボタンホールが開いていました。これは裾を股の下から裾を通して前で留めるためだったと考えられています。つまり、ショーツ(下着)としての役割をシャツが担っていたことになります。イギリスの男性は女性の前でシャツだけのスタイルになることを徹底的に避けます。下着を人目に晒すことが彼らにとって礼を欠く行為とされてきたからです。

現代のシャツの原形を作った国イギリス

古くから続くオーダーシャツの魅力

ジャーミン・ストリートという通りがロンドンにあります。シャツの聖地と呼ばれ、高級シャツを扱う一流店が名を連ねます。そんなジャーミンストリートでシャツを一着オーダーするなら2万~4万はくだらないでしょう。しかし注文は途絶えません。オーダーシャツの魅力は自身の体に合ったシャツを作れること。既成のシャツは、袖がぴったりでも首が合わなかったり、首がぴったりでもぶかぶかという事もあるかもしれません。シャツとはいわばスーツスタイルの土台のようなものです。そこを疎かにしてはスーツスタイルも決まらないのでは、と考えています。

イラストレーター山崎真理子のオーダーメイドシャツのイラスト

オーダーシャツこそメジャーでした

今でこそお店に行けば出来上がったシャツを購入することが出来ますが、以前はオーダーしてシャツを手に入れることが当たり前の時代でした。そもそも既製服が広まりだしたのは産業革命以後のアメリカからです。ミシンが発明され、職人でなくても高いクオリティーの洋服が作られるようになるにつれ、洋服は手仕事から工場生産にシフトしていきました。しかし、今なお値段の張るオーダーメイドが残り続ける背景には、既製服では得られないクオリティーや満足感があるからなのでしょう。

オーダーシャツが主流の時代を変えたアメリカ

現代のオーダーシャツは簡単、便利で高品質

洋服をオーダーすることは時間と労力のかかることです。昔の主流だったフルオーダーは注文から手元に来るまでに採寸し、型紙を作り、調整し、仮縫いをし、また調整し、最後に本縫いをする。ここまで早くても1カ月~2か月は必要になります。既製服が広まるにつれオーダーメイドにも変化が現れます。その一つがパターンメイドと呼ばれるものです。これは、お気に入りの生地を選び、店頭に並んでいる型紙から体にフィットするものを選び、細かい箇所を調整するオーダーメイドです。これであれば型紙を一から作る必要がないため期間をかなり短く出来ます。さらにフルオーダーに比べ手間も少なくすむので価格も安く作ることが出来ます。現代では主流となっており、さまざまなお店で注文することが出来ます。

現代のオーダーシャツはパソコンで注文できる

NEWYORKERなら家に居ながら注文出来る

近年ではインターネットの普及により、自宅に居ながらでもオーダーシャツを注文することが出来るようになりました。 NEWYORKER のパターンメイドシャツなら、自宅でくつろぎながらでも自分の体にフィットしたシャツを作ることが可能です。さらに、既成のシャツをベースとして作るパターンメイドであるため、首回りのサイズ、袖口の長さもご自身で調整可能。さらに、シャツの基本となるシャツ襟から袖口の形、ネームを入れる箇所まで選択が可能で、自分だけの世界で一枚しかないシャツを注文できるのです。NEWYORKER を代表するNYオックスをはじめ、アイコンとなっているハウスタータンチェック、さらに毎シーズン新たな生地を追加しています。NEWYORKER が誇る高品質のクオリティーはそのままに、オリジナルのシャツが作ることが出来ます。ぜひお試しになってみて下さい。

NEWYORKERのブランドロゴパターンメイドシャツ

山崎真理子 Mariko Yamasaki

山崎真理子 Mariko Yamasaki

大阪デザイナー専門学校グラフィックデザイン科卒業後、デザイン会社を経て、2001年よりフリーのイラストレーターに。
広告、Web、雑誌を中心に活動中。GQ JAPAN、MONOCLE、MEN'S CLUBなどメンズ誌も多数手掛ける。
くろすとしゆき氏の連載コラム「トラッド雑記長(産経新聞)」の挿絵を1年間担当し、くろす氏より「メンズファッションに精通した稀有な女性イラストレーター」と評価を得る。

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