Vゾーンの合わせ方
ビジネスで重要な「第一印象」
ビジネススタイルにおいてVゾーンは、スーツ(ジャケット)・シャツ・ネクタイの組み合わせで印象が変わる重要な部分です。
シーンに合わせたスーツ・ジャケットのVゾーンスタイリングを組み合わせのポイントを踏まえてご紹介いたします。
1基本の組み合わせ 3ポイント
Vゾーンのスタイリングにおいて欠かせない
基本となるポイントを3つご紹介いたします。
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1.同系色でまとめる
ジャケット・シャツ・ネクタイの色相を揃えたりトーンを合わせると、統一感のある着こなしになります。一番手軽なので、スタイリングに迷ったときにおすすめです。
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2.アイテムの色を拾う
ジャケット・シャツ・ネクタイのうち、1つのアイテムに使われている色を他のアイテムでも使用することで、異なる色柄合わせでも調和のとれたVゾーンになります。
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3.柄×柄は大小の差をつける
同種類の柄に対して大柄×小柄など、柄の大きさやピッチに差をつけたアイテムを組み合わせることにより、柄×柄の組み合わせでもまとまりが生まれます。
2注意すべき2つのポイント
Vゾーンは、3つの異なるアイテムから構成される為
バランスの取れた見せ方が大切です。
スタイリングの際に押さえておきたいポイントを2つご紹介いたします。
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1. 色や柄が混在している
色柄が統一感なく混在していると、チグハグで残念な印象に。誠実な印象が求められるビジネスシーンでは、色は3色・柄は2種類程度に抑えるのがおすすめです。
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2. シーンに合わせたアイテム選び
ビジネススーツに、オックスフォード生地のシャツやコットン素材のネクタイなど、カジュアルアイテムを合わせてしまうとバランスの悪いスタイリングになってしまいます。ビジネススタイルには、ワイドカラーのドレスシャツにシルク素材のネクタイが望ましいです。
3ネクタイの「色×柄」が人に与える印象
Vゾーンを印象付けるネクタイは、色や柄で人に与える印象がガラリと変わります。
人気の4色と4柄をピックアップしてご紹介いたします。
[色の与える印象]
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ブルー系
誠実、信頼、清潔
目上の人に会う日や大切な商談の時に選びたい色。
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レッド系
情熱的、勇敢、活発
情熱を感じさせたいプレゼンの日や、営業の時に選びたい色。
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ブラウン系
堅実、落ち着き、温もり
大人の余裕を感じさせたい時や、柔らかい印象を与えたい時に選びたい色。
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グレー系
洗練、都会的、上品
落ち着いた気持ちの日や、スタイリッシュな雰囲気を演出したい時に選びたい色。
[柄の与える印象]
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ストライプ
爽やか、勤勉、謙虚
様々なシーンで対応できることから幅広い年齢層から人気があり、爽やかさのある定番の柄です。
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小紋
上品、知的、冷静
規則的に、あるいは不規則に散らした連続性のある柄を指すことが多く、上品さがある柄です。
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ソリッド(無地)
誠実、品格、保守的
様々な柄との親和性が高く、スタイリングのしやすさが特徴の誠実さのある柄です。
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ペイズリー
華やか、洗練、モダン
草花や花等の植物をモチーフにした柄であり、華やかさのある柄です。
4スーツスタイル 6選
年間を通して着用するスーツのコーディネートは、
地味な印象になってしまったり、変わり映えのしない印象になりがちです。
シーンや用途別で参考にしたいスーツスタイルをご紹介いたします。
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無地のネイビースーツはストライプ柄シャツから色を拾い、ブルー×ペールピンクのレジメンタル柄ネクタイを合わせること、派手過ぎない調和のとれたスタイリングになります。
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ハウンドトゥース柄が目を引くライトグレースーツは、サックスカラーのシャツやイエローのレジメンタル柄ネクタイを合わせることで明るい印象を与えてくれます。
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一見無地のようにも見えるハウンドトゥース柄のネイビースーツには、ブルー系のシャツやレジメンタル柄ネクタイを合わせることで、同系色による清潔感のあるスタイリングに。
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色に奥行きのあるメランジネイビースーツは、全体をネイビーでまとめつつ色気のあるネイビー×パープルのペイズリーネクタイで、洗練された大人な男性を演出できます。
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堅実な印象を受けるチャコールグレーのスーツは、グレーのクレリックシャツや同系色のチーフで、さり気ないアクセントを加えることにより品格のある男性を演出出来ます。
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無地のネイビースーツとストライプ柄シャツにボトルグリーンの小紋柄ネクタイを合わせて、ネクタイを主役にした爽やかなスタイリングです。
5ジャケットスタイル 6選
ジャケットスタイルではスーツスタイルとは違い、
着用するアイテムや着こなしの幅が変化してきます。
ブレザーを含めたジャケットスタイルのご紹介いたします。
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軽やかな印象のライトグレージャケットは、マルチストライプ柄のシャツとそのシャツの色を拾ったネクタイを合わせ、統一感を持たせたスタイリングです。
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シックなガンメタルボタンが特徴なブレザーと、パープルをアクセントとしたシャツとネクタイに、落ち着きのあるニットを合わせることにより柄の主張を抑えられ洒脱な印象のスタイリングです。
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ブルーのオックスフォードシャツに、クラシックな金ボタンが特徴のブレザーとアクセントにイエローネクタイを合わせた、トラッドの定番スタイリングです。
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爽やかなブルーのストライプ柄ジャケットに、アクセントとなるオレンジの小紋柄ネクタイを合わせ、全体の色数は抑えつつ柄で個性を出した大人の遊び心を感じるスタイリングです。
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落ち着いた印象のブラウンジャケットはブルー系アイテムと親和性が高く、色を拾いつつシャツやネクタイと合わせていくことで知的な印象を与えるスタイリングです。
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シャツとネクタイを柄×柄で合わせていますが、各アイテムを同系色でまとめていることにより、主張のあるスタイリングでありながら都会的な印象のスタイリングです。
6オケージョンスタイル 6選
冠婚葬祭など様々なオケージョンシーンでは、
ビジネスシーンとは違い、それぞれにマナーや指標となる組み合わせが存在します。
シーンごとにマナーを押さえたスタイリングをご紹介いたします。
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お受験 面接
幼稚園・小学校受験の入試科目に多いご両親の面接や学校訪問では、誠実で落ち着いた印象を演出する必要があります。濃紺無地のスーツとネクタイ、そしてホワイト無地のビジネスシャツとの組み合わせが一般的なスタイリングとされています。
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就職活動
就職活動の際には、ダークトーンの無地スーツとホワイトの無地シャツに、ストライプ・チェック・小紋など爽やかで清潔感を感じる柄のネクタイを合わせるのがおすすめです。また、活発で情熱的な印象を演出したい場合は、ボルドーカラーのレジメンタルストライプ柄ネクタイなども効果的です。
結婚式
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ホストとして参加する結婚式では、準礼服であるブラックのフォーマルスーツにホワイトのレギュラーカラーシャツとシルバーの無地ネクタイの組み合わせがマナーとされています。華やかなシーンに欠かせないポケットチーフは、シルバーやホワイトのものがおすすめです。また、ゲストとしての参加であっても格式高くご着用いただけます。
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友人や同僚などゲストとして招待された場合に着用することが多いダークスーツには、ホワイトのワイドカラーシャツとシルバー系のネクタイとの組み合わせがベターです。フォーマルスーツよりも自由で華やかな着こなしが可能なため、同生地ベストを合わせた3ピーススーツや、ウィングカラーシャツと蝶ネクタイを取り入れるのもおすすめです。
弔事
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弔事の際には、光沢のないブラックフォーマルスーツにホワイトのレギュラーカラーシャツ、ブラックの無地ネクタイの組み合わせが望ましいです。急な弔問などでフォーマルスーツが用意できない場合などには、ダークトーンのスーツを着ることが一般的ですが、シャツはホワイトが基本です。
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弔事の場では、ボタンダウンシャツや色柄が入ったカジュアルな印象のアイテム、ネクタイのディンプルやチーフなど華美な装飾をした服装はNGです。特に厳かなこの場面では、マナーを守った服装を心がけましょう。
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