1820年頃に、冬に荒れ狂う北海で命がけの漁を行う漁師たちが着ていた防寒コートが起源と言われているダッフルコート。
主に厚手の起毛生地で仕立てたフード付きのコートのことで、大きなヨークと張りポケット、トグルボタンをループにかけて留めるのが特徴です。
“ダッフル”という言葉はベルギーのアントワープ近郊にある町の名前で、この地でつくられた粗製の毛織物に由来すると言われています。
その後、第二次世界大戦でイギリス海軍将校たちが艦上に立つ際に寒風から身を守るため理想的なコートはないかと探し見つけたのが、北欧漁師たちが漁のときに着ていたダッフルコートでした。イギリス海軍で防寒着として広く採用されていたことからミリタリーコートとして発展し、現在では学生の通学用コートとしても取り入れられています。
上質でトラディショナルなイメージも強く、様々なスタイルとの相性が良いためワードローブにかかせないアイテムになりました。
木製トグル、麻ひもの3本ループ、レッグストラップなど英国海軍で採用されていた本格的なディテールを採用したオーセンティックなダッフルコート。
素材はイタリア ・ バロンブロッサ社のパイルヘリンボーンを使用。BERKLEY らしく遊び心のエッセンスを取り入れたクレイジーパターンを施したトラッドテイストのダッフル
コートは、一枚で主役になる存在感でいつもの着こなしを新鮮に見せてくれます。
ニーレングスのダッフルコートは、程よいAラインに設計することでトレンドのボリューム感のあるシルエットです。
- 01 ダッフルコートは主に「メルトン」という高密度で重厚感ある生地が使用されますが、BERKLEYではイタリア ・ バロンブロッサ社のパイルカットヘリンボーン生地を採用。綺麗な畝が生地に柔らかな表情を出しています。適度な膨らみがありながらも、軽さとハリを兼ね備えた素材です。
- 02 クラシックなダッフルコートを彷彿とさせる木製トグルと麻ひものループ。最初は固い麻ひもですが、使い込むほどに味が出て馴染んできます。
- 03 フードやポケットの裏に施された補強用のヘリンボーンテープ。過酷な環境や激しい動きにも配慮したミリタリーウェアに採用されているディテールです。
リラックスした装いには、淡い色合いを
キャメルをベースとしたクレイジーパターンのダッフルコートには、ホワイトのコーデュロイトラウザーズやベージュのスニーカーを合わせることで、あっさりとした色合いのスタイリングに。
タイドアップでもキマリ過ぎない
コート・シャツ・トラウザーズと旬なアイテムのカラーリングを統一しながら、ショールカラーカーディガンをジャケット代わりにタイドアップ。
程よい抜け感が、カジュアルな印象が強いダッフルコートとマッチします。