21 Autumn & WinterRelief Flower

陰影を感じるオパール加工
『Relief Flower～ﾚﾘｰﾌﾌﾗﾜｰ～』

TEXTILE STORY: 2016年秋冬のアーカイブをモディファイして、新たなモチーフで仕立てたテキスタイル「Relief Flower」。オリジナルの花モチーフを、部分的に生地を溶かして模様をつけるオパール加工で描きました。通常、オパール加工のテキスタイルは、透ける部分と透けない部分から「透かし模様」を作り表現することが多いのですが、サリーではこの技法を使い、モチーフが「浮かび上がる」ように表現しています。ポリエステル糸の濃色ベースと、コットン糸のモチーフベースを重ねた生地を使い、モチーフベースを部分的に溶かすことで浮かび上がる図案。修正を重ね描いた花たちは、まるで彫刻刀で彫ったように、あたたかな表情を湛えます。ジャージ素材のフラットなテクスチャーにオパール加工を施す、サリーらしい意匠を効かせた生地へのアプローチによって、特別なテキスタイルに仕上げました。