21 Autumn & WinterScenery
穏やかな変わらない風景『Scenery』
- TEXTILE STORY
- 山や木々を穏やかな優しい雰囲気で描いたゴブラン織りのテキスタイル「Scenery」。ゴブラン織りと言えば絨毯やソファなど室内の装飾に多く使われる、クラシカルな花柄をイメージされると思います。ゴブラン織りの特徴を活かしつつ、サリー・スコットらしい色合いで、ポエティックな風景のテキスタイルを作りました。鉛筆でデッサンした原画を元に、素材の条件を加味しデザインを仕上げていきます。タテ糸が留め糸として全面に施されるため、意図せず霞がかかった様な幻想的な景色が浮かび上がりました。雪山には風の通った足跡を、木には葉の流れを描いています。雪が降り注ぐ柔らかな雪山は、朝と夜をイメージして配色しました。山と木は静かな印象に。対比するように雪には色を載せて。雪に色がつくことで、冬の荘厳さだけでなく、春を待つポジティブな印象に変化しています。現実にはない要素を加える事で見えてくる新たな景色。生地作りの中での嬉しい出会いです。
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日々の暮らしを大切にする日常の服をコンセプトに
2002年に始まったサリー・スコット。
サリー・スコットという架空の女性が想う物への愛着や物語を、
大切に積み重ねて作られたデザインは、
心地良さとうれしさを感じる素材から
いつまでも長く着ていただける形として表現されています。