スタイリスト 望月律子さんに倣う、 大人正解

Jacket Style

寒さが深まる季節、冬の街で映える一枚を探して。 柔らかなウールの質感と、 軽やかなリバー仕立ての風合いが作る上品なぬくもり。 アウターが変わるだけで、冬の装いはぐっと洗練される。 どんな一着を選び、どう纏うか。 その選択が、今のあなたを映し出す。

プロフィール
スタイリスト
望月律子Mochizuki Ritsuko

小学館「Precious」、講談社WEB マガジン「mi-mollet」などファッション誌を中心に活躍中。リアリティと程よいトレンド感を備えたスタイリングは働く大人から高い支持を得ている。2021年秋にファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」をオープン。著書『望月律子のBASIC THEORY』(ワニブックス)が好評発売中。

  • 望月律子さんのInstagram

[ Outer ]

  • ラムウールモッサ ピーコート ¥53,900 CHECK
  • ウールナイロンリバーコート ¥72,600 CHECK
  • ニューヨーカーメルトン ショートコート ¥49,500 CHECK
  • リバーシブルキルトロングコート ¥42,900 CHECK

定番だけど、ちょっと違う。

すごく定番的なアイテムなんですけども、このピーコートのおすすめはシルバーのボタンです。
ゴールドボタンのピーコートも素敵ですが、ボタンの印象が強い分、マリンぽかったり、ちょっと学生っぽく見えたりすることもあるので、シルバーの“大人の艶”っていうところが、ピーコートの大人見えするポイントです。

合わせとしては、こういうクラシックな柄だったりとか、少しスーツ見えするようなワントーンで組み合わせると、ピーコート自体も子供っぽく見えないですし、逆にシックなコーディネートもぐっと今っぽく仕上がります。

重ねて、動かす。

薄くて軽いリバー仕立てのコートです。とてもエアリーで、動きが出ます。歩いたときや風になびいたときの揺れ感がすごくきれいなんですよね。
こういう感じでストールなんかと重ねてあげると、素敵です。実はこれ、ジレになっているので、ただ羽織るだけじゃなくて、レイヤードで楽しめるのがポイントです。

コートって、どうしても“コートを着てます”っていう印象が強くなりがちなんですけど、ここ数年で秋が長くなっているので、コートの前を開けて、こういう感じでジレと重ねてあげると、コーディネート全体に一体感が出て、ぐっと盛り上がります。
軽さと動き、そしてレイヤードの楽しさを感じていただけるアウターです。

ジャケットでもなく、コートでもなく。

ジャケットとコートの間のニュートラルなアウターです。すごく品の良いネイビーなので、きちんと感があって、こんな感じで襟を寝かせて着ても、とてもきれいに決まります。
ちょっと襟を立ててあげると、モード感が出て、また違った雰囲気で着こなすこともできます。

おすすめは、一番上のボタンを留めて、襟を立てて着るスタイル。ケープアウターのような印象になって、ぐっと新鮮な着こなしになります。
ジャケットでもなく、コートでもないこの絶妙なバランスが、いろんなスタイルに馴染んでくれるので、着回し力も高くてとてもおすすめのアウターです。

軽やかだけど、大人っぽく。

今シーズン、キルティングアウターはとても人気。軽くてエアリーで、とても素敵なんですけど、ちょっとカジュアル度が高いっていうのが、むずかしいと思われる方も多いかなと思います。そういうときは、白シャツやセンタープレスのパンツを合わせていただくと、大人っぽく着こなせます。もちろん、デニムでラフに合わせても◎。指先の空いたグローブなどの小物をプラスすると、こなれた雰囲気で楽しんでいただけると思います。

そして、このキルティングのステッチですね。例えば中にボーダーとかを入れたときにちょっとケンカしちゃうなっていうときは、リバーシブルになっているので、キルティングのない面を使っていただくのもおすすめです。こうやって、幅広いコーディネートに合わせて楽しんでいただけると思います。

クレジット表記のないものはご本人の私物・参考商品となります。ご了承くださいませ。

  • Styling&Model :Mochizuki Ritsuko
  • Photographs : Shungo Tanaka
  • Hair&Make : chiSa
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