

岐阜の工場訪問のひとりごと。
- こんにちは。
SIPULIのデザインを担当しているおいかわです。
- もうすぐお盆ですね。
私の故郷は東北地方なのですが、お盆を過ぎるとトンボが飛び交い、
夏の終わりを感じる涼しい風が吹いていました。
最近は全国的に、お盆を過ぎてもまだまだ暑さが続くみたいですね。
子どもの頃は夏が短い地域に住んでいたので、長く続く暑い夏に憧れを抱いていました。
でも今は逆に、自然と涼しい場所を求めるようになっている自分がいます。
- さて、今回の「ひとりごと」は、先日訪問した岐阜の工場さんについてお話しさせてください。
岐阜へは東京から名古屋まで行き、そこからJRで約30分。
トータルで2時間半ほどの道のりです。
- 今回伺ったのは、いつもお世話になっている、スタッフ7名ほどの小規模な工場さん。
こぢんまりとしていますが、工場長さんをはじめ皆さんとても温かい方々で、縫製や仕様の相談にも親身に乗ってくださいます。
岐阜の工場さんでは昔から分業制を取り入れていて、
裁断 → 縫製 → 加工 → プレス → 納品
という流れで、各工程を専門の取引先と連携しながら、ひとつの商品を作り上げていきます。
- 裁断について
裁断は、商品や数量によって「ハンドカット」と「裁断機カット」を使い分けています。
SIPULIでも両方の方法を使い分けながら、商品に最適な方法で裁断しています。

- 縫製の現場では・・・
縫製の現場では、本縫いミシンと特殊ミシンが隣り合って並んでいて、
ライン方式でひとつの商品を縫い進めていきます。
規模が小さいからこそ、わからないことがあってもすぐ相談できる環境。
そんな“ちょうどよい距離感”が、丁寧で柔軟なものづくりにつながっています。

- プリント・刺繍も岐阜で
SIPULIのプリントTシャツや刺繍アイテムも、こちらの工場さんにお願いしています。
裁断後、工場長さんが直接プリント・刺繍屋さんへ届けてくださるのです(感謝・・・涙)。
今回は、9月に店頭に並ぶ商品の刺繍工程も見学させていただきました。
たまねぎ刺繍は、目数や密度にこだわっていて、1つ仕上げるのに約10分かかります。
量産時は複数の機械で同時に進めていきますが、それでも時間をかけて丁寧に仕上げていく姿勢には、胸を打たれます。

- プリント工程も拝見し、色の調合からラインでのスクリーンプリントまで、丁寧な仕事ぶりを間近で見ることができました。
湿度や温度までしっかり管理されていて、このクオリティーの裏にある努力を実感しました。
たくさんの工程を見学させていただき、改めて「服ができるまで」の奥深さに感動しました。

- 帰りの新幹線では、作り手さんたちの誠実な仕事ぶりや、
業種を超えたつながりの温かさを思い出しながら、「よし、またがんばろう」と前向きな気持ちで帰宅しました。
- ー番外編ー
今回の出張中、量産時に少し余ってしまった生地を発見
「この生地でお客様へのプレゼントが作れたら…!」とひらめき、
なんと、ノベルティのトートバッグを作ってしまいました!
すでに店頭に並んでいるブラウスやシャツワンピースと同じ生地。
私も欲しいくらい、かわいく仕上がっています♪!
(ノベルティは今後オンラインにてキャンペーンを予定しております!お楽しみに!)
- それでは、また次回のひとりごとで・・・