

Tシャツデザインのひとりごと。
- 球根(種)を植えて・・・・花が咲いた!

- 冒頭からびっくりさせてすみません。
デザイナーのおいかわです。
- 急な言葉から始まりました(笑)「ひとりごと」vol.02。
今回のひとりごとは写真のTシャツ2型にについて少しお話をできたらと思っています。
- 最初の言葉(球根(種)を植えて・・・・花が咲いた!)はこのTシャツ2型のメッセージなんです。
2025spring and summerのテーマが「botanical garden」なので、色とりどりの庭のみずみずしさを感じてもらえるようなコレクションにしたいなと思い、それをグラフィックTシャツで表現したいと思って今回のデザインになったのです。
- デザインを考えている時に、色とりどりの庭の風景を表現したいし・・・
花柄・・・?リーフ柄・・・?
- うーん・・・。
- たくさんの絵を描いている最中に「SIPULI」のブランド名について考えてピタッときたのです!
そもそも「SIPULI」はフィンランド語で「たまねぎ」という意味なのですが、たまねぎの形って花の球根にも似ているなあと思い、たまねぎの形に似せて図案を作りました。
- 冒頭に戻るのですが、3月に登場したこちらの七分袖のカットソーは、「球根を植える人」をタイトルに躍動感ある絵をチェーン刺繍しました。
チェーン刺繍ってよくワッペンの縁取りなどで使用する技術なのですが、一つ一つ職人の手で刺繍の型(パンチングカード)に合わせて刺繍していきます。

- そして・・・、
- 5月に登場した半袖のこちらのカットソーは、「花が咲いた!」をテーマにしています。
種を植えて、丁寧に水をやり育ててやっと育った花たちをイメージしています。
刺繍のテクニックとしては、「コード刺繍」になります。
コード刺繍は、リボンやコードなどを刺繍の型に合わせて特殊な機械で縫い付けていくテクニックです。
今回選んだコードは、ブライトタイプのコードをチョイスしました。いつものSIPULIならどちらかというとマットなリボンを選んでおりますが、みずみずしい庭を表現したくて、ブライトタイプのコード刺繍になりました。

- このように、今シーズンのグラフィックTシャツはあえてストーリー仕立てにしました。
また、2025AWでもグラフィックTシャツは登場するので、お楽しみに◎
- 最後に小ネタ。
現在進行中の2026SSの企画を進めているのですが、かわいい糸に出会って進行する色を悩んでいました・・・
すると、社内におります編み物名人がこんなにかわいい編地見本を作ってくれて、まだまだ1年後に発売される商品ですが、今から楽しみになってしまったSIPULIのメンバーでした!

- それではまた、次回の「ひとりごと」で。