シプリ ルオカリスタ スビンコットン | SIPULI RUOKALISTA SUVIN COTTON|ファッション通販のNY.ONLINE

RUOKALISTA=フィンランド語で
メニュー(献立)という意味。

SIPULIの"料理"に欠かせない、厳選された素材は、
どこからやってくるのか。
その素材には、どんなストーリーがあるのか。
SIPULIが追い求める
「伝えることのできるものの良さ」
と共にご紹介していきます。

[RUOKALISTA] #0003 SVIN COTTON|ファッション通販のNY.ONLINE

本日のメニューは、”スビンコットン”。

世界で最も繊細なコットンとして名高いスビンコットン。
インド南部の一部地域でのみ栽培される希少な綿花を指し、
含有される油量が多く、シルクのような光沢と
カシミヤのような肌触りのコットンとして知られています。
そんな上質なコットンと職人の技とが掛け合わさることで
出来上がった、
上質な”料理”をぜひご堪能ください。





スビンコットンとは

スビンコットンとは、インドに元来ある超長綿花SUJATHA(スジャータ)と海島綿(St.VINCENT)が交配されて出来た超長綿。それぞれの頭文字を取ってSUVINと名付けられました。
生産地はインド南部のタミールナドウ州。サバナ地帯と言われる砂漠に近い気候で、多くの地域が豊かな土壌に恵まれにくい中、インドでも「奇跡の土地」と呼ばれるデカン高原のジャングルの限られた場所で栽培されています。
この場所で育った綿花は、最盛期には年間6000tの生産を誇りましたが、現在の収穫量は年わずか300tあまり。気候と環境の変動により絶滅が危ぶまれています。画像は、スビン綿が生産されている農地。手前に見える木々に綿花が実っています。

「奇跡の土地」で栽培されるスビンコットン|ファッション通販のNY.ONLINE

「宝石の綿」その特徴

繊維長が非常に長く、とても繊細なスビンコットン。インド綿の中で最高級と位置づけられているその綿は、天然の光沢感や繊細な風合いから、シルクやカシミヤに例えられることもあり、「宝石の綿」と呼ばれるほど。また、原料自体に油分を多く含むことで、しっとりと肌に吸い付くような質感も特徴です。
そんな上質な綿花は収穫の時から特別に扱われており、一般的なコットンが機械で収穫していくのに対し、スビンコットンはコットンボールを傷めないよう必ず手摘みで収穫を行い、まさに宝石のように大切に扱われています。

「宝石の綿」その特徴|ファッション通販のNY.ONLINE

人と人とが紡いで出来上がる奇跡の素材

そんな高い品質を誇るスビンコットンですが、上質な原料を使用すれば上質な素材ができるわけではありません。手摘みで収穫された綿花は人の手によって選定され、環境の行き届いた紡績工場で糸となり、経験豊富な職人の手によって着心地の良い生地に編み上げられていきます。素材ができるまでには、そこに関わる人々の知識やこだわり、『それぞれの職人の技』があることで素材に付加価値をもたらすことができるのです。

人と人とが紡いで出来上がる奇跡の素材|ファッション通販のNY.ONLINE

特殊な編地を手掛けたエイガールズ

SIPULIが今回使用しているスビンコットンの生地は、カットソーの生地開発を行うテキスタイルメーカー、エイガールズによって作られています。エイガールズは、毎年パリで行われるファッション素材見本市 プルミエール・ヴィジョン主催「PVアワード」のグランプリ受賞をはじめ、世界から高い評価を受けるテキスタイルメーカー。2005年にスビンコットンを使用したオリジナルの生地を開発し、その生地に「LOTUS」という名前を付けて生地のブランド化をさせました。今では「LOTUS」は世界的な人気を誇るエイガールズの代表的な生地となっています。

特殊な編地を手掛けたエイガールズ|ファッション通販のNY.ONLINE

エイガールズの取り組み

様々な環境の変化で厳しい状況にある繊維業界。そんな中でもエイガールズは、将来を担う若手の育成に力を入れています。一つ目は若い人に仕事の楽しさを感じてもらえるよう、社内に限らず生地を作る上で関わる人とも積極的に交流を行い、関わった素材がどのように評価され、どんな製品になっていくのかを実感してもらうことで、自身が関わっている製品への誇りややりがいを感じてもらえるような取り組みを行っています。そして二つ目は、「日本発の世界的に有名なデザイナーを育てたい」という想いから、数ブランドの若手デザイナーへ素材提供やものづくりに対する支援を行っています。日本ではファッションデザイナーへの育成、サポートの力が海外と比べて弱く、業界で有望と言われる人たちが次のステップへ育っていきにくい環境にあります。そんな人たちへ素材提供や知識を提供することで若手が育っていきやすい環境を実現させようとしています。
▼A-GIRL'S(エイガールズ)
http://www.agirls.co.jp/index_jp.html

エイガールズの取り組み|ファッション通販のNY.ONLINE

エイガールズの取り組み

様々な環境の変化で厳しい状況にある繊維業界。そんな中でもエイガールズは、将来を担う若手の育成に力を入れています。一つ目は若い人に仕事の楽しさを感じてもらえるよう、社内に限らず生地を作る上で関わる人とも積極的に交流を行い、関わった素材がどのように評価され、どんな製品になっていくのかを実感してもらうことで、自身が関わっている製品への誇りややりがいを感じてもらえるような取り組みを行っています。そして二つ目は、「日本発の世界的に有名なデザイナーを育てたい」という想いから、数ブランドの若手デザイナーへ素材提供やものづくりに対する支援を行っています。日本ではファッションデザイナーへの育成、サポートの力が海外と比べて弱く、業界で有望と言われる人たちが次のステップへ育っていきにくい環境にあります。そんな人たちへ素材提供や知識を提供することで若手が育っていきやすい環境を実現させようとしています。
▼A-GIRL'S(エイガールズ)
http://www.agirls.co.jp/index_jp.html

SIPULIとエイガールズ

エイガールズとはSIPULI 2020SSのコレクションからお付き合いがスタートしました。今回、取材にご協力いただいたエイガールズの尾崎孝夫氏は、2016年のプルミエール・ヴィジョン出展の際「最も影響力のある6人のテキスタイルデザイナー」の1人に選出された業界内でとても有名な方で、10代でテキスタイルメーカーに就職してから現在に至るまで生地製造に関する様々なキャリアを積んでこられた方です。その分、繊維業界に関する熱意や関心も強く、今回のSIPULIのものづくりの背景を伝える取り組みに対しても賛同していただき、とても丁寧に詳しく説明してくださいました。

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フィンランド語で「たまねぎ」を意味する「SIPULI(シプリ)」。
何度むいてもむいてもいつまでも新しいものに出会っていく。
「カジュアルな女性らしさ」「知的な審美眼」をコンセプトとして、
2019年AWよりWEB限定展開で始動。
生産者の見えるものづくりを意識し、目に見える「安心」と共に、
自分たちの目と手で納得いくまでつくり込んだオリジナルの商品をお届けしていきます。

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