ポケットチーフの入れ方 5Styles
フォーマルシーンだけでなく、ビジネスシーンでも活躍するポケットチーフ。
手軽にドレスアップできるアイテムです。
冠婚葬祭からカジュアルスタイルにまで対応できる、5つの折り方をご紹介します。
入れ方の前に意外なポケットチーフの歴史
メンズウェアにおいて最初に胸ポケットが施されたのは
ジャケットではなく19世紀半ばのチェスターフィールドコートからだと言われています。
さらに、コートの胸ポケットにはポケットチーフではなく手袋を入れるのが当時の常識でした。
1920年代に入ってようやく、
ポケットチーフを入れる目的でジャケットに胸ポケットが施されるようになります。
これによって実用品としてのハンカチを、
装飾品として胸ポケットに入れるという習慣が紳士の間で徐々に広まっていきました。
またその他にも、ポケットチーフの起源として、
中国の農夫が日よけとして身につけていた麻布を15世紀にフランスの船乗りが
故郷に持ち帰り、肩飾りや左袖上に入れたことが原点であるという説もあります。
ビジネスやパーティーで活躍する折り方。テレビのニュースキャスターが好んだことから、「TVフォールド」とも呼ばれます。
ビジネスやパーティーはもちろん、カジュアルスタイルにも対応できる折り方。その名の通り、ポケットから三角形にチーフを入れます。
礼服に対応するフォーマル度の高い折り方。結婚式など華やかさが求められるシーンで活躍します。
ややカジュアルダウンした装いに最適な折り方。手軽に華やかでエレガントな雰囲気を演出してくれます。
カジュアルスタイルにマッチする折り方。華やかな印象のため、パーティーなどにもおすすめです。
シーン別
ポケットチーフを楽しむ
コーディネート
結婚式の二次会やパーティーで
おしゃれに決める
チーフをふんわりと挿したパッフドは上品なのに親しみやすい印象になります。
結婚式の二次会やパーティーなど社交的になりたいときに取り入れると◎。
パッフドを逆さまに入れたクラッシュドは、より無造作でカジュアルな印象に。素材は無造作感が出るシルクがおすすめです。
ビジネスシーンで知的な印象を与える
シンプルで落ち着きを感じさせるTVフォールドはビジネスにぴったり。
よりフォーマル寄りなのがスリーピークスです。
特にシルク素材のものは光沢感があり上品な印象になるのでおすすめです。
ビジネスシーンではネクタイとの相性を意識してデザインを選ぶのがポイント。同じ色、もしくは同系色のポケットチーフを選ぶと、違和感なくおしゃれなコーディネイトが叶います。
カジュアルアップでコーディネートに
華やかさを添える
華のあるスリーピークスやパッフドは、シンプルな服装を引き立ててくれます。
フォーマルな折り方だとされていますが、カジュアルなコーディネイトを格上げしたいときにも◎。
無地はもちろんですが、チェックや千鳥格子など細かい柄のポケットチーフは、ネクタイが大きめの柄でも無地でも合わせやすいのでおすすめです。
カジュアルでないと合わせるのが難しいビビットカラーにも、ぜひチャレンジしてみてください。