ビジネスマンの胸元は、見られる機会も多く、第一印象を決める要素の一つです。
衿型やTPOに合わせた結び方をマスターすれば、ワンランク上のおしゃれを楽しめたり、好感度アップも期待できます。
今回は数あるネクタイの結び方のうち、ビジネスシーンで良く使われるものから
結婚式やパーティー、お葬式などにおすすめしたい、知っておくと便利な結び方までまとめてご紹介します。
【HOW TO】ネクタイの結び方 基本の3パターン
ネクタイの結び方 7Styles
結び方の前にチェック!
ネクタイ雑学:1
ネクタイの結び方 7STYLE
ビジネスや就活、結婚式までシーンを選ばない万能さまずはこれ!
基本の4STYLEはこちら
周りと差をつけるインパクト抜群の結び方こだわり派におすすめ!
応用3STYLEはこちら
基本の4STYLEを使った<シーン別>
ネクタイを主役にした
コーディネートはこちら
最後の一押し!ネクタイ雑学:2
結び方の前にチェック!ネクタイ雑学:1ネクタイのディテールについて
結び方を覚える前に、ディテールを押さえましょう。
1ノット
2ディンプル
3大剣
4小剣
ネクタイの結び方 7STYLE
ビジネスや就活、結婚式まで
シーンを選ばない万能さ
まずはこれ!基本の4STYLE
最もスタンダードな結び方。結び目が細いのが特徴。
ディンプルが作りやすく、自然なくぼみが入ります。
脱着によるネクタイへの損傷が少ないので、多くの人から支持されています。
レギュラーカラーシャツやボタンダウンカラーシャツとの相性が◎。
シングルノットとも呼ばれるプレーンノットは、ニューヨーカーのおすすめです。
きれいに結ぶコツは、最初に交差させる大剣と小剣を指で留めておくこと。
また、巻き始めを首元から離れた位置でおこなうと、目でノットの形を確認でき、
締め上げまでの距離が長い方がその後の微調整もしやすくなります。
プレーンノットの大剣を二重にした結び方。
プレーンノットより少しだけボリュームを持たせたいときにおすすめです。
レギュラーカラー、ワイドカラーのシャツとの相性が◎。
セミウィンザーノットに比較すると、結び目が左右対称になりにくく、斜めに曲がる可能性があります。
プレーンノットと同じく、最初に交差させる大剣と小剣を指で留めるのがきれいに結ぶコツ。
ずれているように見えないように、結んだあとは必ず鏡の前でチェックをするようにしましょう。
美しい正三角形のノットが作れる結び方。
結んだ時に、結び目が左右対称になりやすく、斜めに曲がってしまうことも防ぎやすいため、
初心者でもきれいに結びやすいです。
スマートでかっこいい印象に仕上がるので、ビジネススーツも適しており、就活でも好印象な結び方です。
ボリュームがあるので、ワイドカラーシャツとの相性が◎。
エレガントな胸元を演出したいときにおすすめです。
ハーフウィンザーノットとも呼ばれます。
ボリュームのある左右均等な逆三角形のノットが特徴。
エレガントなディンプルがバランス良く作れる結び方です。
英国のウィンザー公が流行らせたのが由来とされています。
薄手のネクタイで結ぶのがおすすめです。
ワイドカラーシャツに良く合う結び方。
こだわり派におすすめ!応用3STYLE
かなり凝った印象の複雑なノットが特徴。
折り目のインパクトが強く、遊び心のある結び方です。
結婚式やパーティーなど華やかな場所で
周りと差をつけたいときにおすすめです。
特徴的なノットを引き立たせるために、ネクタイは柄ではなく
無地でシンプルなものを選んだ方が綺麗に仕上がります。
ノットの折り目が3つに分かれているのが特徴的な結び方。
3重、3つの部分などを意味するトリニティを、ネクタイに応用したスタイルです。
華やかな印象なので、ビジネスではなく結婚式やパーティーシーンにおすすめ。
ネクタイはストライプ柄を選ぶとストライプの線と折り目の線が混ざって決まらないため、
小さ目のドットなど柄の印象が抑えめなものか、無地を選ぶのがベストです。
ノットに斜めのラインが入った遊び心のある結び方。
きちんとした印象になるネクタイを、あえて崩したように結ぶスタイルです。
結婚式の二次会や合コン、パーティーなど少しカジュアルなシーンで使用するのがおすすめ。
一般的なネクタイと違い、クロスノットは小剣を使って結びます。
ノットが主役になるので、ネクタイはシンプルな無地を選ぶときれいに仕上がります。
基本の4STYLEを使った<シーン別>
ネクタイを主役にしたコーディネート
結び方をマスターしたら、シーンに合わせた結び方を取り入れることが大切です。
まずはおさえておきたい基本の4STYLEで対応しましょう。
おすすめのネクタイの色やコーディネートアイテムもご紹介いたします。
結婚式の二次会やパーティーで
おしゃれに決める
がおすすめ!
プレーンノットはシンプルで上品な雰囲気に、セミウィンザーノットはボリューム感が出て、プレーンノットより華やかな印象になります。デザインに関しては、親族や失敗したくない人、会社の同僚として出席するようなときは白やシルバーグレーのものを選ぶと無難です。
友人として出席する場合で、少しおしゃれなネクタイをしてみたいという方には、パステルカラーやシャンパンゴールドのものがおすすめ。
華やかで明るいイメージの赤やワインレッドは、カジュアルスタイルの結婚式では◎ですが、年配の方が比較的多い形式ばった結婚式では非常識と思われる可能性がありますので、注意が必要です。
ですが、黒以外であれば、最近の結婚式では受け入れられつつあります。
ビジネスシーンで知的な印象を与える
がおすすめ!
ビジネスマンはプレーンノットのネクタイの締め方が多いので、ディンプルをきちんと作るとおしゃれに見えて◎。
ネクタイの幅(大剣幅)はラペル幅と揃えるのがおすすめです。
また、ビジネスシーンで無難なのはブルーやネイビーです。個性を出したいなら、ネクタイやシャツ、ポケットチーフに指し色を使うなど変化を出してみましょう。
自分が好きな色にこだわらず、普段からさまざまな色のネクタイを着用すると、場面に合わせた色選びが自然にできるようになります。
さらに色だけではなく、柄でも他の人との差をつけることができます。レジメンタル柄はフレッシュさや知的な印象、小紋柄は誠実な印象を与えます。
カジュアルアップでコーディネートに
アクセントを添える
がおすすめ!
プレーンノットはシンプルで上品な雰囲気に、ウィンザーノットはボリューム感のある結び方になります。
カジュアルスタイルでは、ビジネスシーンで使いづらいカラフルな色や柄のネクタイを使うことができます。
カラフルなネクタイを使うときは、他のアイテムをシンプルにするのが◎。
また、オフシーンでタイドアップをする際に心強い武器となるのが、ニットタイです。まずは無地のデザインで、大人のニットタイコーデを楽しむのもおすすめです。
ニットタイは涼しげで爽やかな印象を与えるので、夏のビジネススタイルとしても◎。ノーネクタイが多くなる夏ですが、大事な飲み会やおしゃれに決めたいときにニットタイを取り入れると、着こなしがアップデートします。
最後の一押し!ネクタイ雑学:2ネクタイのベストバランスについて
適度な長さは立ち姿もスマートに見せてくれるので、ベストバランスを覚えましょう。
ベルトにやや大剣の剣先がかかる長さが◎。 小剣は大剣よりやや短くなるように結びます。
ネクタイの長さは種類によってまちまちなので、結び方を工夫してうまく着用しましょう。
たとえば、長いネクタイを短くしたい場合はダブルノットがおすすめ。
ダブルノットは大剣を二重に巻きつけるので、簡単に長さ調整が可能です。
ノットがきれいな逆三角形になるセミウィンザーノットも、結ぶ工程が多いので長めのネクタイを短くできます。
ネクタイの長さは、ジャケットの前を開けたとき、目につく部分だけに最新の注意を払いましょう。
ハイクオリティを背景に、ベーシックでありながらも時代の空気やトレンドの
エッセンスをプラスしたスタイル提案を行なっている「NEWYORKER」。
牧場経営、衣料品の製造・販売までを自社グループで行なう企業、
ダイドーリミテッドの歴史とノウハウがもの作りの姿勢に活きています。
NEWYORKERは、オリジナルタータン=「ハウスタータン」をブランドシンボルに、
より一層の"上質"を追求してまいります。