いつの時代も愛されるトレンチコート、できることなら長く愛用したいもの。
今回はトレンチコートを着る季節に知っておきたい『毎日のポイント』から、『長期保管』の方法をご紹介いたします。
DAILY CARE:01
「ハンガーの掛け方」が重要です。
コートを脱いだ、だらんとした状態のままハンガーにかけていませんか?
トレンチコートをいつまでも綺麗な状態でキープするには、ちょっとしたポイントがあります。

「前ボタンを開けたまま」、「ベルトをつけたまま」、「ポケットに物が入っているまま」吊るすのはNG。
生地の重みや、吊るしたときの癖などから、タテジワや型崩れの原因になってしまいます。

前ボタン、襟元のフックまで留めてから吊るすのが、シワをつくらないポイント。ポケットの中身は全て出し、ウエストのベルトも取り外しておきましょう。
変形した芯地を元通りに修復するのは簡単ではないため、日頃から気を付けておくことが重要です。
DAILY CARE:02
汚れへの対処はやり過ぎない。撥水加工を施したトレンチコートへのお手入れのやりすぎは、生地のダメージのもと。適度なお手入れで十分です。

お手入れが簡単と言われているトレンチコートとはいえ、汚れやほこりは生地の目に詰まっていくので、たまに軽くブラッシングをしましょう。毎日のブラッシングは、生地が毛羽立つなど傷める原因にもなるためやり過ぎにはご注意を。


汚れやすいのは直接に肌に触れる襟元や袖口、汗をかきやすい脇。水を含ませて絞ったタオルで軽く拭くことで汚れの蓄積を防ぐことができます。ストールなどを首に沿わせて巻くことで、汚れ防止にもなり、お洒落にも一役かってくれます。
いつの時代も愛されるトレンチコート。できることなら長く大切に着たいですよね。
着用しない季節のしまい方のコツをご紹介します。


1. クリーニング済みで戻ってきた衣類は、クリーニング店のポリ袋を外します。
2. 前ボタンは上まで、襟のフックも忘れずに留めて、肩幅にあった厚みのあるハンガーに掛けます。
3. ウエスト、袖口のストラップベルトはつけたままにせず必ず外しましょう。
4. クローゼットの中の通気性を保つために、衣類は間隔をあけて収納します。
クリーニング店によってサービスの良し悪しは変わります。
トラブルを避けるためにも、信頼できるお店かどうかを見極めることが大切です。
大切な衣類を預ける際には、加工や付属品、ポケットの中身、汚れなど、こちら側でも事前に確認しておきましょう。
POINT:01
お店の連絡先のわかる預かり証を発行している。万が一トラブルが起きた際、対応いただける問い合わせ先を明示することが法律で義務づけられています。
POINT:02
クリーニング依頼時の確認。大切な衣類を代わりに洗ってもらうという意識で、不安に感じることは事前に質問してみましょう。受付の方が細かな確認をしてくれることも重要です。トレンチコートの撥水加工を持続させたい場合は、クリーニング店へ出される際に、追加の撥水加工をご相談されることをおすすめします。
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