ジップアップ パーカ Vol.01
氷雪地帯で生活をしていたアラスカ先住民のイヌイット民族が、アザラシやトナカイなど、動物の皮革でフード付きの上着(アノラック)をつくったのがパーカのルーツ。パーカの語源はロシア北部で使われるネネツ語の「パルカ」で、「動物の皮」という意味がある。スウェット生地は第二次世界大戦などの影響により、当時普及していたウール製の肌着に変わって、コットン製で吸水性の高いウェアの需要が急速に増加した。そのなかでスウェットシャツの応用としてスウェットパーカが生まれ、日本では80年代よりファッションアイテムとして次第に取り入れられていった。