Vol.51 トラッドな春夏スーツ服地の知識を蓄えれば仕事も快適にこなせる。
サマースーツの定番服地となるウールトロについて、ニューヨーカーのチーフデザイナーの声と共にその特徴を予習。今シーズンのス...
CULTURE
ここ数年、時代の流れでライフスタイルはミニマムな方へ向かっていますが、ファッションもそのひとつ。すでに移行済み、または移行中のみなさま、ミニマムでシンプルなファッションは、やればやるほど難しかったりしませんか? 地味になってしまったり、個性がないように感じたり、一歩間違えるとチープで幼い印象にもなってしまう…。簡単なようでいて、じつは奥が深いスタイルなんですよね。
言うならば“自分”が一番際立つのが、このスタイルの特徴。だからこそぜひとも魅力的に着こなしたいものです。たとえるならオードリー・ヘプバーンや、ジェーン・バーキンのような“普通っぽいのにおしゃれに見える”のように。
そこでいま一度立ち返ってみたいのが「基本を知る」ということ。普通のことのように思えるけれど、原点に戻ってベーシックアイテムを“よく知る”、もう一度“たしかめる”ことはおしゃれにとって、とても大事なことなのです。
本サイトのMy Shoes Storyでもお気に入りの靴を披露してくれた、パーソナルスタイリストの大日方久美子さん著『“エレガント”から作る大人シンプルスタイル』には、そんなメソッドがしっかりと紹介されています。さらにそこから、バランスのとり方、コーディネート・ルールへとステップアップできるのですが、基本をきちんと知っていれば、むずかしいことなんてありません。
コーディネート・ルールでなるほど! と思ったのは“シンプルなスタイルに装飾をつけすぎない”。ここには「ベーシックなTシャツとデニムパンツでは不安になり、ネックレスやスカーフ、ベルトと次々につけていってしまってはせっかくのシンプルスタイルが台なし。すべてはずす代わりにハットを一点投入し、靴とカラーを合わせてすっきりと統一感を。(本文抜粋)」とあります。つまり、アイテムの足し引きができるようになると、スタイルにより磨きがかかるのではないでしょうか。
定番アイテムを使ったスタイルサンプルもたくさん載っているので、自分のワードローブの中から、新しいコーディネートを試してみたくなります。エレガントに大人のシンプルスタイルを極めてみたい方、ぜひご一読を!
“エレガント”から作る大人シンプルスタイル
大日方久美子 (著)
定価 本体1,400円(税別)
発行 株式会社KADOKAWA
懐かしくて新しい。ノラ・ジョーンズ4年半ぶり最新作『デイ・ブレイクス』をリリース
すべてが名曲。すべてが伝説。ポール・マッカートニー究極のベスト盤をリリース!