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CULTURE
ニューヨークで活躍する15人の写真家たちを追ったドキュメンタリー映画『フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク』が、渋谷イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開されます。
世界中から最先端のカルチャーが集まる街、ニューヨーク。様々なアクセントの言葉が飛び交い、文化が複雑に混交する舞台で、写真家たちは何を見つけているのでしょうか。
監督はフォトグラファー兼フィルムメイカーのシェリル・ダン。雑誌や広告など幅広いジャンルで活躍している彼女の処女作となる本作では、ニューヨークの写真家の中でも「ストリート・フォトグラファー」に焦点を当てています。
ダイアン・アーバス、ロバート・フランク、ウィリアム・クライン、エリオット・アーウィットなど多くの巨匠たちが登場するのですが、彼らの切り取るニューヨークがそれはもう、じつにおもしろいのです。
日常に溢れるユーモア、普段見ることのない警察官の素顔、はたまた地下鉄のグラフィティに時代のムーブメントまで。ヒューマニズムやバイオレンスもあり、多くの魅力がこの街に詰まっているのがわかります。
カラー写真の草分けと言われるジョエル・マイエロウィッツは本作の中で「街は人でできている」と言っています。至るところに人々のドラマがあるニューヨークだからこそ、写真家たちを虜にするのでしょう。私たちはまた、そんな彼らに世界の見かたを教えてもらってきたのかもしれません。
チャレンジ精神のみを武器に、この街の言葉にならない一瞬を追い求めている写真家たちの現在進行形のドキュメンタリー。映画を観るあなたも、ストリートを歩く感覚でワンブロックごとに違う驚きを発見できるはずです。
「さあ、ニューヨークへようこそ!」
『フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク』
監督:シェリル・ダン
音楽:エンドレス・ブギー
2013年/アメリカ/83分/カラー/5.1ch/DCP原題:Everybody Street
配給:Akari Films
配給協力・宣伝:プレイタイム
公式サイト:https://akarifilms.co/photographers-in-newyork/
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