杉本博司氏の大規模個展『趣味と芸術―味占郷/今昔三部作』が、千葉市美術館で12月23日(水・祝)まで開催されます。
杉本氏は1974年よりニューヨークに在住、8×10インチの大判カメラで撮影する手法を確立し、その精緻な技術によって表現される作品で国際的な評価を確立。1990年代以降、国内外の美術館で展覧会を開催、2009年に高松宮殿下記念世界文化賞、2014年には第一回イサム・ノグチ賞を受賞するなど数々の賞を受賞。近年は文楽、能といった古典芸能の舞台美術や演出を手掛け、様々なシーンで活躍しています。
千葉市美術館の開館20周年を記念して開催される今回の展覧会は、「趣味と芸術―味占郷」「今昔三部作」の2部構成。杉本氏の大規模な個展としても7年ぶりとなる注目の展示です。
軸 堀口捨己、キリスト胸像 14世紀 イタリア トスカーナ地方 撮影:森山雅智 ©Hearst Fujingaho