日本の広告・デザイン界の巨匠、浅葉克己さんによる日記と作品集がひとつになった『浅葉克己デザイン日記』が本日発刊します。
今や日本国内のみならず世界中から信望の厚いアートディレクター浅葉克己さん。自身による2002~2014年の自筆日記と、グラフィック作品をまとめたものが一冊の大型本になりました。
本サイトのインタビューでは『続けることで未来が見える』というお話の中で、浅葉さんが毎日行っている2つの習慣を教えてくれました。ひとつは一日に一つ図を描く“1日1図”。そして中学生から今でも続けている日記。本書では日々感じた想いや発想がたくさん詰まった日記と、そこから生まれた作品たちが304ページにわたり紹介されています。
今なお文字デザインの追及をしている浅葉さんの、21世紀になってからの思考の記述・アイデアラフと作品が凝縮された本書は、デザイン界の巨匠の頭の中が垣間見れる貴重な一冊といえるでしょう。
■浅葉克己デザイン日記 2002-2014
著者:浅葉克己本体価格:3,800円+税
発行・発売 グラフィック社 Tel.03-3263-4318
■浅葉克己さんのインタビュー記事はこちら TRADITIONAL STYLE Vol.12
創作へのきっかけや、「おいしい生活」の誕生秘話、お気に入りのファッションについて、浅葉さんの仕事場にて伺いました。
■プロフィール
浅葉克己(あさば かつみ)
1940 年神奈川県横浜市生まれ。 桑沢デザイン研究所、佐藤敬之輔タイポグラフィ研究所、ライトパブリシティを経て、75 年浅葉克己デザイン室を設立。代表作に、サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「アリナミンA」、長野オリンピック公式ポスター、ミサワホーム「ミサワ・デザイン・バウハウス」、民主党ロゴマークなど。東京TDC 理事長、東京ADC 委員、JAGDA 会長、AGI日本代表、デザインアソシエーション会長。東京造形大学・京都精華大学客員教授。桑沢デザイン研究所所長。卓球六段。東京ADC 賞グランプリ、日本アカデミー賞最優秀美術賞など受賞多数。2002 年に紫綬褒章受章。2013 年に旭日小綬章を受章。
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1月9日からタイポグラフィ展「ASABA’S TYPOGRAPHY.」がギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されます。
■浅葉克己のタイポグラフィ展「ASABA’S TYPOGRAPHY.」
会期:2015年01月09日(金)~2015年01月31日(土)
時間:11:00am- 7:00pm (土曜日は6:00pmまで)日曜・祝日休館
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル Tel. 03-3571-5206
入場料:無料
公式HP:http://www.dnp.co.jp/foundation/