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HOW TO
Vゾーンに大人の艶! 編
フォーマルなスタイルに欠かせない、ボウタイとアスコットタイのベーシックな結び方をご紹介します。基本を押さえれば、実はとても簡単に華やかな装いになります。フォーマルな席や、年末年始のパーティなど、今年は着こなしに大人の“艶”をプラスしてみてはいかがでしょうか。
ベーシックな結び方~簡単アレンジまで、
4スタイルをマスター
ボウタイ、アスコットタイに初めて挑戦する方は必見の、基本の結び方をご紹介。
知っているようで、知らない、着こなしのポイントをご紹介します。
STYLE01
ボウタイ
“蝶ネクタイ”としてもなじみ深い、定番スタイル
ネクタイを蝶結びにしていた時代の名残で、結び目部分だけが残り今の形になったと言われているボウタイ(蝶ネクタイ)。元々は夜の礼装として着用されていましたが、今ではカジュアルなシーンでも使われます。
① 左手に持った端Aを右手に持った端Bより4cmほど下げます。
② 長い方Aに短い方Bを上に重ね、ひと結びします。
③ Aを2つに折り、襟元で、形を作ります。
④ 左手の親指と人さし指でこの前の結びを持ち、Bを上から垂らします。
⑤ Bを半分の長さで内側に折ります。
⑥ 折った部分を結び目の後ろに通し、端まできつく締めます。
STYLE02
アスコットタイ・スタンダード
英国紳士の正装の起する、歴史あるスタイル
イギリス王室が所有するロイヤル・アスコット競馬場で、紳士達が着用していたと言われているアスコットタイ。フォーマルなシーンでは、ワイドカラーの白シャツとスタイリングすることが基本です。仕上げにチーフを挿してバランスを整えましょう。女性なら、マニッシュな装いとしてスカーフでアレンジするのもおすすめです。
① 襟からタイが見えないよう、シャツの内側(下)に巻きます。シャツのボタンは上から2つ開けます
② 長短をつけて首にかけ、上に重なる方が短くなるように、プレーンノットを作ります。
③ プレーンノットを結ぶことで、仕上がり時にボリュームを出すことができます。
④ 下の剣をノットの裏から通して表に出し、形を整えたら完成です。
STYLE03
アスコットタイ・プレーンノット
プレーンノットも華やかな印象に
ネクタイと同じようにシャツの外側で結めば、プレーンノットスタイルを楽しむことができます。ジャケットでタイを押さえ、前の剣を程よく、ふんわり出すのがポイント。またジャケットの外に出す場合は、ピンズを付けてバランスをとれば、ボリュームを出すこともできます。こちらも仕上げにチーフを挿しましょう。
STYLE04
アスコットタイ・リボンスタイル
品格を保った、アレンジスタイル
アスコットタイを蝶ネクタイ風に結んだスタイル。フォーマルなシーンで着用されるアスコットタイですが、いつもよりカジュアルダウンしたい時などに、ぜひ試していただきたい結び方です。Vゾーンの華やかさが強調され、遊び心溢れる大人の装いになります。
① 普通のタイ同様、シャツの外側に巻き、まずは方結びします。
② ここからは通常のリボン結びの手順です。
③ 下の剣で輪をつくり、一方を上から回し、後ろから通せば完成です。
ニットのお手入れ
マフラー・スカーフの巻き方