LESSON 01
2015年春夏の三大流行色
「スモーキーパステル」 「ブルーのグラデーション」 「エスニック」
TREND COLOR #01 スモーキーパステル
秋冬との違いは生地感にあり
去年の秋冬から続く、ニュアンスのあるスモーキーなパステルカラーというトレンド。秋冬との違いは、素材感を変えることで涼やかさを出すこと。たとえばタイプライタークロスのような、凹凸が少なくぱりっとした質感を持つ生地などを選ぶようにして、春らしい軽やかさを出しましょう。
TREND COLOR #02 ブルーのグラデーション
発色のよいブルーの競演
長い間停滞していたデニム熱がとうとう今年は復活しそうです。そんなデニムブームの影響もあり、変化の少ない濃淡を上手に使った、ブルーのグラデーションでコーディネートするのが今年のトレンド。特にメンズアイテムに顕著で、クールビズを中心にビジネスシーンで取り入れやすいトレンドです。
TREND COLOR #03 ヒッピーテイストのエスニックカラー
時代は80年代から70年代へ
2014年秋冬のトレンドだった80年代風から一転、今季は70年代を彷彿とさせるエスニックカラーがトレンド。赤・青・緑などの原色をダークにした色で、ヒッピーテイストや、エスニック柄のアイテムが数多くリリースされます。リネンなどのナチュラルな素材がマッチし、入門編としては差し色使いがオススメ。
LESSON 02
トレンドカラーのスタイルサンプル
素材感とトータルカラーバランスで今年っぽさを!
TREND COLOR #01 スモーキーパステル
- 【 Men 】
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- パステル×グレーでビジネス顔に
- クールビズの時期にもぴったりなのが、さらっとした素材のパステルトーンのジャケット。グレーのパンツなど落ち着いた色を合わせれば、大人っぽくまとまります。
- 【 Women 】
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- 小物で甘辛のバランスを
- パステルカラーは、ぱりっとした質感のアイテムと組み合わせると春夏らしい清涼感が出ます。足元のマニッシュなシューズで、甘さ控えめにするのも今年らしくて◎。
TREND COLOR #02 ブルーのグラデーション
- 【 Men 】
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- 実直なカラーを素材感でハズして
- ジャケットなどを濃い青で、シャツを淡い青でまとめています。ビジネスシーンでは定番の色合わせだからこそ、あえてリネンなどのラフな素材でまとめると変化が出ます。
- 【 Women 】
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- 白を効かせて新鮮な着こなしに
- ブルーのグラデーションの中に、白を効果的に使って爽やかにすると今年っぽい着こなしに。春先は白を少なめに、夏は多めにと面積で季節感を表現しましょう。
TREND COLOR #03 70年代風のエスニックカラー
- 【 Men 】
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- トレンドカラーの上級スタイリング
- リネンなどの天然素材を選ぶとナチュラルな印象となるエスニックカラーも、スポーツテイストでまとめることで、より今っぽく洗練された着こなしになります。
- 【 Women 】
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- 通勤スタイルを旬な着こなしに
- オフィスでは、エスニック柄のストールがおすすめ。茶やベージュ、オレンジなどのナチュラルな色をメインにするとオフィススタイルも鮮度UP。レトロな雰囲気が今の気分です。
LESSON 03
素材を変えれば、NGカラーがOKカラーに!
パーソナルカラーと質感のマッチングが重要!
髪や瞳の色、肌の質感など、顔全体の色素によって4つに大別できるパーソナルカラー。知ることで自分に似合う色を把握できますが、逆にその色ばかりでは飽きてきてしまうというのも正直なところ。また、自分のパーソナルカラーがトレンドカラーにないときはどうするか…? 答えはズバリ、“質感を変えてみること”。ファッションの長所のひとつとして、似合わないと思っていた色も、自分に似合う素材や形に変えれば、着こなせてしまうのです。
「〈合わない色〉×〈合う素材〉」で取り入れよう!
以下の、A〜Dのパーソナルカラーの特徴をおさえて、自分に合う素材をベースに取り入れて、さまざまな色に挑戦してみましょう。
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A スプリングタイプ
髪や目の色が茶系で、
肌など顔全体の色素が明るい人合う色:黄みがかった明るくポップな色
合わない色:青みの強い色、暗い色、濁った色
合う素材:軽くて光る生地(シルク、サテンや細かいラメ入りなど)
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B サマータイプ
髪や目の色が黒系で、
肌など顔全体の色素が明るい人合う色:パステルカラー、スモーキーカラー
合わない色:鮮やかな色、黄みの強い色、暗い色
合う素材:軽くてマットな素材(リネン、チュールレースなど)
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C オータムタイプ
髪や目の色が茶系で、
肌など顔全体の色素が濃い人合う色:深くシックな色
合わない色: パステルカラー、鮮やかな色、青みの強い色
合う素材: 重厚かつマットな素材(ツイード、ウール、スエード、コーデュロイなど)
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D ウインタータイプ
髪や目の色が黒系で、
肌など顔全体の色素が濃い人合う色:ネオンカラーや原色などの濃い色とごく淡いペールカラー
合わない色:濁った色、黄みの強い色
合う素材:重厚かつ光沢のある素材(ベルベット、レザーの表地、スパンコールなど)
REVIEW
さて、毎シーズン恒例となっているトレンドカラー特集。色だけでなく、素材を加味した実際の色の「見え方や印象」こそ重要だとおわかり頂けたでしょうか? そのアイテムを活かせるかどうか、素材やトータルのカラーバランスを考えることも、ファッションの面白さのひとつ。色づかいをマスターして、おしゃれの幅を広げることで、より深くファッションを楽しんでください。
パーソナルカラーチェックはこちらで詳しく解説しています。
▼ Vol.15 大人のためのカラーコーディネート パーソナルカラー
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