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HOW TO
2013 秋の流行色編
今月は『流行色』にスポットを当て、着こなしに役に立つ、カラーコーディネート法をご紹介。トレンドカラーを押さえて、これからの季節の着こなしを楽しみましょう。ナビゲーターにはスタイリストで服装心理カウンセラーでもある、久野梨沙さん。流行色のこと、着こなしに取り入れるコツを伺いました。
Navigator
久野梨沙
服装心理学に基づくスタイリングの第一人者。 大学で認知心理学・色彩心理学を研究した後、大手アパレルメーカーでの商品企画職を 経て個人向けスタイリストに。現在は、色彩心理を活かした印象コントロールや 外見コンプレックスの解消、服装でのモチベーション向上など、ファッションと 心理を絡めた情報発信に定評がある。
カラフルさが継続!
2013年秋冬の流行色
例年よりもはっきりしたカラーリング
今年の秋冬は「はっきりした・深みのある色」と、その対極にある「明るめの淡い色」が流行色で、象徴的な色はネイビーや明るいブルーといった「青系」と言われています。毎年秋冬の流行色は多少の変化はあるものの、ベーシックな黒や茶系の色がメインになることがほとんどでした。それが明るいカラーリングが流行色だった今年の春夏の流れを受け、全体の傾向として強い色みになっているようです。いつもよりカラフルで新鮮な色使いのアイテムが店頭に並んでコーディネートが楽しい一方、着こなしに戸惑ってしまう方も多いはず。次に流行色を着こなしに上手に取り入れるコツをレクチャーします。
流行色をスタイリングに
上手に取り入れるコツ。
ベーシックな色を軸に、流行色で遊ぶ。
男性のビジネスウェア(=スーツスタイル)の場合、面積が広いスーツにはネイビーやグレーといったベーシックな色味を選びつつ、タイやシャツ、チーフに流行色を取り入れると失敗しづらいです。
カジュアルなスタイリングに関しても、いろんな色を合わせるのもテクニックとしてはありますが、ファッションの基本であるTPOをわきまえつつ、着こなしの主役となる色を決め、あとはその色とケンカしない色を合わせていくのがベターです。
ベーシックカラーをネイビーにチェンジ!
流行色の青系はベースカラーとしての合わせやすさも抜群。女性なら、いつもベースカラーとして選ぶような黒、茶、グレーなどを、今年はネイビーに変えてみましょう。
毎年使うカーディガンやニットなどのメインアイテムの色が変わると、軽さと華やかさが出て、今年らしくなります。また、スカーフ・ストール、バッグ、ベレー帽や靴といった小物をネイビーで揃えるのもいいですね。
ベースカラーをネイビーにしたら、鮮やかな色や、淡いトーンを差し色で取り入れてみてください。その他にも、深みのあるマゼンダやゴールドも今年らしい秋冬カラーとしておすすめですよ。全身で色は3色までに抑えるのが失敗せずに色を楽しむポイントです。
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次回9月18日UPのHow toは自分に似合う色の見つけ方をご紹介します。
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