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HOW TO
失敗しないサイズの選び方
自分の体型に合ったサイズの洋服を着ることは、「洋服を着こなす」上で重要です。今回は、失敗しないシャツの選び方を、基本の「サイズ選び」にスポットを当てて解説します。デイリーに用いることが多いシャツだからこそ、ジャストサイズで着こなしましょう。
各部の名称
マーカーしてある文字は、この記事に登場する名称です。
首まわりと裄丈(ゆきたけ)が決め手です。
シャツのサイズは、首まわりと裄丈をしっかり選べば
ジャストサイズで格好よく着こなすことができます。
首まわり
美しいVゾーンをつくるには、ネックのサイジングが重要です。
指一本入るくらいがベストです。
シャツの第一ボタンを留め、すき間に指が一本入るくらいがジャストサイズです。既製品のシャツには首まわりサイズの表記がない場合もあるので、必ず試着することをオススメします。また、店頭にクリーニングや洗濯でどれくらい縮むのかも確認しましょう。
悪い例
小さすぎる
大きすぎる
首まわりのサイズが合っていないシャツを着ると、窮屈に見えたり、だらしなく見えてしまいます。さらに着心地も悪くなってしまうので、どんなネクタイを締めても様になりません。
裄丈
メーカーやブランドによって、推奨する袖の長さは異なりますが、
ニューヨーカーの考えるジャストサイズは「くるぶし+2cm」です。
手のくるぶし+2cmがベストサイズ。
適正な袖の長さのシャツを着ると、腕を曲げたとき、上げ下げするときにも楽に動かせます。スーツの着こなしにも関わってくるので、しっかりと計ってからシャツを選びましょう。
裄丈と袖丈の違い
裄丈とは、首後ろの付け根から肩先を通って、自然なラインで手首に至るまでの寸法のことです。
袖丈とは異なるので注意してください。
悪い例
短すぎる
長すぎる
袖の長さは、シャツスタイル・スーツスタイル関係なく、適度な長さで着ることをオススメします。長すぎるとルーズな印象に、短いとキツそうに見えてしまうからです。ちなみに、懐中時計が一般的だった時代のシャツのジャストサイズは短く、手首まで出るサイズだったそうです。現代では腕時計が一般的になり、隠すために長くなったという説があります。
基本のアイロンがけ
靴のお手入れ