“ビッグアップル ”ニューヨークは、世界中から夢を求めて様々な人種が集まる大都会だ。人の数だけドラマが生まれる街のファッションにも興味津々!
01『はじまりのうた』
愛する恋人のミュージシャン、デイブの浮気で失恋したグレタ(キーラ・ナイトレイ)。だが、落ちこぼれのプロデューサーとの出会いで、奇跡のアルバムを完成させる。
ニューヨークの野外のいたるところでレコーディングをするグレタ。街と音楽が融合したワクワクするライブ感と、彼女の恋愛模様が見所。
ニューヨークでもミュージシャンとしての感性と、ファッションセンスがブレないグレタ。花柄のワンピースを着たときにも、ペタンコのサンダルなのが彼女流。
02『恋人たちの予感』
男女の間に、真の友情は成立するのか? という人類永遠のテーマに挑んだロマコメの傑作。メグ・ライアンのかわいかったこと!
友だち以上、恋人未満の関係で、学生以来11年もつきあってきたサリー(メグ・ライアン)とハリー。けんかするほど仲がいい2人と四季折々のニューヨーク。
“キャリアウーマン”が男性と肩を並べてばりばりで頑張っていた80年代。ジャケットの肩バットのアグレッシヴな張り出しが流行。ヘアメイクもクドかった!
80年代と最新のニューヨークで懸命に生きるヒロインたちが登場する2作品を比べると、ファッションから生活用品まで様変わりしているのが見てとれる。なにしろ、80年代の『恋人たちの予感』では、メグ・ライアンが仕事に行くときには、新聞を手にしているが、ただ今公開中の『はじまりのうた』では、キーラ・ナイトレイがPCのラップトップひとつで、レコーディングをしてしまう世の中なのだ。
だが、変わらないのは、彼女たちの恋愛感情だ。恋に傷つき、友情に助けられる。人を愛する気持ちはデジタルで簡単には処理できないのは、今でも同じ。それでもニューヨークという街は、人を前向きに進ませてくれるエネルギーに満ちている。
そんな刺激的な街のファッションの移り変わりを目にするのは、映画を見る醍醐味に違いない。
INFORMATION
- 『はじまりのうた』
- 監督:ジョン・カーニー 『ONCE ダブリンの街角で』
出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、アダム・レヴィーン(マルーン5)
2013年/アメリカ/英語/104分
配給:ポニーキャニオン
シネクイント、新宿ピカデリーほかにて公開中
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- 『恋人たちの予感』
- 監督・製作:ロブ・ライナー
出演:メグ・ライアン、ビリー・クリスタル
ブルーレイ発売中 ¥2,381+税
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