HELLO! FROM NEW YORK

世界の有名シェフたちによるメニューが 結集した「シェフズ・クラブ」。


Mar 23rd, 2016

edit_akiko ichikawa

アメリカのグルメ雑誌『FOOD & WINE(フード&ワイン)』がプロデュースしている「Chef’s Club(シェフズ・クラブ)」というレストランがあります。ダウンタウンのノリータ地区にあるパックビルディングにあり、19世紀後半に建造されたレンガ作りの趣ある建物は歴史的建造物にも指定されています。

アメリカのグルメ雑誌『FOOD & WINE(フード&ワイン)』がプロデュースしている「Chef’s Club(シェフズ・クラブ)」というレストランがあります。ダウンタウンのノリータ地区にあるパックビルディングにあり、19世紀後半に建造されたレンガづくりの趣ある建物は歴史的建造物にも指定されています。

何よりこのレストランの特徴は、『FOOD & WINE』誌が毎年選出しているベスト・シェフたちが考案したレシピによるオリジナルメニューです。月替わりの旬の素材を使って供されるラインナップは、このレストランでしか食べられず、メニュー表にはその料理のレシピをつくったシェフの名前が記されています。

オープンキッチンになったレストランの内装はとてもライブ感があり、テレビの料理選手権を見ているようなドラマティックな臨場感もあります。

さらに、レストラン内には24席のみのエクスクルージブな「STUDIO(スタジオ)」スペースがあり、毎月、スーパースター級の有名シェフを世界中から招いたテイスティングイベントも企画しています。これまでに、世界で最も有名なシェフのひとりであるアラン・デュカスや、パリでミシュランの2つ星を獲得したエレーヌ・ダローズらも参加者にその名を連ねています。

シェフが料理するところを間近で見ながら、メニューのコンセプトを聞いたり、料理法などについても質問でき、食文化について学べるとても充実したプログラムです。もちろん、できたお料理はそれぞれペアリングされたワインと一緒にいただくことができます。

また、このスタジオスペースは個室になっているので、プライベートパーティなどにも利用でき、ビジネスディナーやランチ、バースデーなどさまざまな用途にあわせたメニューも相談ができます。

世界中のいろいろなバックグラウンドと技量をもったシェフたちが関わるレストランなので、訪れるたびに新しい発見がありそうです。

CHEF’S CLUB
275 Mulberry Street, New York
Tel: 212-941-1100
http://www.chefsclub.com

Navigator
市川 暁子

フリーランスのジャーナリストとしてNYのファッションやカルチャー、ライフスタイルに関する記事を雑誌や新聞に寄稿。NYコレクションの取材は10年以上続けており、CFDA(アメリカファッション協議会)ファッション大賞のデザイナーもノミネートしている。ほか、並行してブラジルのサンパウロおよびリオのファッションウィーク取材も継続中。2007年には『NYのおみやげ』(ギャップジャパン)を、2013年にはブラジル人イラストレーター、フィリペ・ジャルジンの作品集『スケッチ&スナップ』(六燿社)を編集、出版した。
www.originalslope.com

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空間とアートの究極な関係。ドナルド・ジャッドの足跡を追って。


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