最近、ホイットニー美術館も移転し、ミートパッキング地区もさらに賑わいを増しています。もともとは殺風景な精肉工場街だったこのエリアも2000年代初頭から開発が進み、ハイラインパークの完成などを経て、今再開発も第2フェーズに入ったといえるのではないでしょうか?
今日は、もともと倉庫だったレンガづくりのビルを改装したフードコート「Gansevoort Market」をご紹介しましょう。ここはもともと1884年からファーマーズマーケットとして使われていたという由緒ある場所。館内は23のブースがあり、アメリカはもちろんメキシコ、フランス、タイ、日本、イタリア……などなど、さまざまな“国籍”のフードベンダーたちがずらりと並んでいます。まさに人種の坩堝、ニューヨークらしいミックス感、といってもいいかもしれません。
どの店もニューヨークで人気のレストランやカフェが出しているだけあって、クオリティは高いです。ずらりと行列ができていたのはノリータで人気のタコス屋さん、「Tacombi」。レトロなバンを改装した屋台で、手際よくタコスをつくっています。
アメリカ人のスシシェフ、デヴィッド・ブハダナさんがオーナーというので話題になったイーストヴィレッジの店「Sushi Dojo」のブース。ちゃんとカウンター席もあり、目の前で職人さんが本格派の江戸前寿司を握ってくれます。
ブリオッシュとマフィンをミックスした新感覚の“ブリフィン”という食べ物を出しているのは「Bruffin Café」です。お国柄を出したメニューも特徴で、例えばアメリカ版はバッファローチキン、ブルーチーズ、ホットソース、スウェーデン版はサーモン、ハーブ入りゴートチーズ、ケッパー、ほうれん草といった組み合わせになっています。
イケメンボーイたちがつくるクレープ屋さんは「Crepe Sucre」。そば粉のクレープもあってなかなかの本格派です。
グリーンポイントで人気のエスプレッソコーヒー店「Champion Coffee」も出店していました。オリジナルのコーヒー豆は缶のパッケージもなかなか可愛いので、おみやげにもおすすめです。
営業時間は朝の8時から夜の9時まで。館内にはイートインの用のテーブルもたくさんあるので朝食にランチ、そして軽めのディナーはもちろん、ニューヨークのおみやげ探しに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?
Gansevoort Market
52 Gansevoort St. New York
8:00~21:00
http://www.gansmarket.com