今年も早いものであと1か月弱。街はすっかりホリデー気分ですね。そしてクリスマスやお歳暮などギフトシーズンでもあります。この時期特に店頭で多く見かけるようになるのがスノーグローブ(日本だとスノードームという場合も多いようです)。ニューヨークのお土産やさんでは年中売られていますが、ホリデーの時期特に種類も増えるので、スノードームコレクターやファンの方にとってはチャンスです!
中でも私の目にとまったのは「Cool Snow Globes(クールスノーグローブス)」がつくるスノーグローブスです。ここのデザインはこどもっぽくなく、とても精巧につくられているのがとても気に入りました。
このブランドはデヴィッド・ウェツビーさんとリズ・ロスさん夫妻が始めたもので、デヴィッドさんはもともと映画業界などでキャリアを積み、またリズさんはウィリアムズソノマやアップルなどで活躍したデザイナーでした。
普通スノーグローブは名前のとおりガラスの中で雪が舞う冬景色ですが、彼らのつくるものは冬だけでなく、春は花びらが舞い、秋は枯れ葉が舞うといったように一年を通じて楽しめるものが多いのが特徴です。そしてクリムトやドガといった名画をモチーフにしたものもあり、アートオブジェとしても存在感があります。
デヴィッドさんによれば「ガラスの球を通してみると、中身が拡大されて見えるので実際に中のオブジェはもっと小さいサイズでつくらなければならず、なかなか大変なんですよ」とのこと。一番人気は「透明な仏陀で、雪の中で消えてしまうように見えるんです」とリズさん。
新作はニューヨークの摩天楼シリーズで、お土産やさんではおなじみのデザインも彼らが手がけるとぐっと大人っぽい仕上がりになっています。カスタムのスノーグローブ製作も請け負っているとのことで、これまであのホワイトハウスのスノーグローブもつくったことがあるとか。ミニマム数量は600個から製作期間は半年くらいかかるそうですが、いつか自分だけのスペシャルなスノーグローブがつくれたら、それは本当に素晴らしいギフトになりますね!
Cool Snow Globes
http://coolsnowglobes.com