ヨーグルトがニューヨーク州のオフィシャルスナック、だということをご存知でしたか? 昨年秋にクオモ州知事が認定したとのことですが、ニューヨークはヨーグルトの生産にかけては全米トップ、2013年度は7億4千万パウンド(約3億4千万キロ)だったそうです。
特に最近人気なのはグリークヨーグルト(ギリシャヨーグルト)。普通のヨーグルトに比べタンパク質が多いことで知られています。デリやスーパーマーケットでもパック入りのものが販売されていますが、本場ギリシャの製法でつくりたてのフレッシュなグリークヨーグルトを出すカフェ「Greecologies」がノリータにオープンしました。
オーナーはアテネに住むギリシャ人のカップルで「自分たちが本当に美味しいと思えるグリークヨーグルトをつくりたい」ということで始まったプロジェクトです。ニューヨークの農場で牧草を食べて育てたヘルシーな牛から採取されたミルクを使い、カフェの一室にあるヨーグルト製造機でつくられたグリークヨーグルト。
通常市販されているものは“水切り”という工程を経た濃厚な味わいが特徴ですが、実は本国では水切りをしないで、よりクリーミーな味わいを楽しむ、というのが伝統的なのだそうです。テラコッタ製のカップに入ったヨーグルトは表面に皮膜が出来ていて、よりデザートっぽい感じ。蜂蜜とクルミを添えていただくのがギリシャでは一番ポピュラーな食べ方です。ヨーグルトは$6、トッピングは$1.25となっています。
ヨーグルトというと朝食のイメージが強いですが、ギリシャではドレッシングやディップのように野菜に添えたりして、ランチやディナーでも楽しむのだとか。カフェの奥には緑豊かな中庭もあり、初夏の爽やかなお天気を感じながらヨーグルトを楽しむ、というのも素敵です。
ヨーグルトに添えた蜂蜜や果物の瓶詰めは、全て伝統のレシピによるものでギリシャでハンドメイドされています。ほか、クレタ島の名産である一口サイズのクッキーもあります。蜂蜜は$18、フルーツの瓶詰めは$16、クッキーは$6です。
作り立てのフレッシュなヨーグルトは本当に味わい深いです。アメリカではヨーロッパのような美味しいヨーグルトはなかなか食べられなかったのですが、ここなら本場の味が楽しめるでしょう。
Greecologies
379 Broome St. btw Mulberry & Mott Sts. New York
T: 212-941-0100
8~20:00(Mon-Thu), 8~21:00(Fri), 9~21:00(Sat), 9~20:00(Sun)
http://www.greecologies.com