Sushiはもとより最近のラーメンブームに乗り、Ramenもすっかり英語として通じるようになっているニューヨーク。日常的に緑茶を飲んだり、日本を訪れてお鮨やラーメンを食べた経験のあるニューヨーカーも増えています。そんな中、日本人の”ソウルフード”のひとつでもある「おむすび」を主力メニューに据えたカフェ「HANAMIZUKI」がオープンしました。
Ace Hotelなど話題のデザインホテルもあるノマド地区に出来たこのカフェ、おむすびメニューは和洋折衷のレシピがユニークです。例えばITALIANはサラミやオリーブが混ざっており、HAWAIANは照り焼きされたスパムがご飯の上にのっています。ほか、アメリカ人も大好きなUNAGIやさっぱり味のWAKAMEなども。全て混ぜご飯タイプで、具が視覚的に分かる、という工夫もされ、日本人以外にも味が想像しやすいというのも特徴です。
お味噌汁のメニューもなかなか個性的です。その名もB.L.T.はベーコン、レタス、トマトが入ったスープ感覚のお味噌汁、CNOCCHIはニョッキ入りの具沢山。好みのおむすび2種類にお味噌汁、そしてポテトサラダやお新香などのサイドディッシュがついたセットメニューは$9.5とお得で、ランチにはぴったりです。
オーナーの藤原珠実さんによれば「ヘルシーで美味しい、でも食べても罪悪感がないメニューを皆さんに提供したいと思ったの。そして食事をする環境も大事。だからカフェの内装にもこだわりました」ということです。ショップのインテリアは以前、サイトでもご紹介したGreen Fingersの川本諭さんのデザイン。チョークアートや植栽がポイントになり、和食店というよりはカフェというのがぴったりのスタイリッシュな内装になっています。
お昼時にもなるとおむすびランチを求めて行列ができることもあるとか。OmusubiもSushi やRamenのように英語として一般化する日も遠くなさそうです。
Hanamizuki
143 W 29th Street, New York, NY
Tel: 212-696-55339
営業時間11:00~20:00
http://www.hanamizukiny.com