ニューヨークもいよいよ紅葉の季節となりました。この時期は山の大自然が恋しくなります。今回は、そんな山の恵みを使ったフレグランスを作っている「Juniper Ridge(ジュニパーリッジ)」をご紹介します。
この製品のユニークなところは、山や森、草原、海岸など自然から採取された野生の原料を使っているところです。クルーは様々な土地をキャンプしながら原料を探し、集めて行きます。
多くの原料は西海岸の中央から北カリフォルニアで、シエラネバダ山脈やビッグサーの海岸線に近いエリアなどに生息しています。
スタッフたちは実際に自分たちの目と鼻で原材料のありかを探していきます。その種類は季節やその年の天候の状況などにもよりますが、マウンテンアッシュやセイヨウスグリの花、さまざまな種類の松、杉の葉や木くず、樹液など、実に多岐にわたります。
採取した原料はフレッシュなうちに昔ながらのフォーミュラによって、蒸留されていきます。その方法は100年前に香水が作られていたときと同じなのだそうです。そのときどきで採取できる材料が異なるので、そのブレンドはまさに自然からの恵みであり、メッセージといってもいいかもしれません。
スタッフの人たちが旅先で書くフォトダイアリーはまるで歳時記のようにアメリカの大自然の素晴らしさがあふれています。花盛りの春、輝くような湖面に飛びこむ夏、木陰で静かに読書を楽しむ秋……。ボトルをひとふきすると、ほんとうに森の香りや海の風の匂いがリアルに感じられてくるようですが、それは彼らが満喫する自然のエネルギーがひとつひとつのボトルに詰っているからでしょう。
プロダクツはフレグランスのほか、ソープやフェイスオイルなどがあります。オンラインショップのほか、ニューヨークではWhole Foods ABC Home Fellow Barbarなどで取り扱いがあります。利益の10%は自然保護団体に寄付されており、自然にもきちんとお返しができている、というコンセプトも素晴らしいと思います。
Juniper Ridge
http://juniperridge.com