地下鉄ユニオンスクエア駅の構内に突如出現したスタイリッシュな“キヨスク”、その名も「the new.stand (ザ・ニュースタンド)」。ここはブルックリンのヒップスターたちがマンハッタンに降り立つ、Lラインの出口という絶妙なスポットにあります。
クリスプなホワイトを基調にした店内には、駅の売店にふさわしい品揃えながら、アップグレードされたアイテムがずらりと並びます。例えば飲み物はコールドプレスのフレッシュジュースだったり、スナック菓子も日本のカラムーチョや抹茶キットカットだったり。
加えて、ついでにちょっと欲しいかも? と思わせるようなデザインコンシャスな雑貨類、例えばサタデーズのニット帽だったり、GoogleのVRゴーグルだったり、折り畳み式の自転車用ヘルメット、なんていうものも置かれています。
そして何よりユニークなのは、この売店がスマホの無料アプリと連携していること。 アプリのメニューでは音楽やカルチャー系のコンテンツなどが日替わりで配信されるほか、店内の商品が半額で買えるといった特典も告知されるのです。
今、再開発が進む金融街にある新ショッピング施設「Brookfield(ブルックフィールド)」内には「the new.stand」 の2軒目があり、こちらはよりギフトに特化した品揃えになっています。ほかでは見かけないビューティープロダクツやデジタルガジェット、オモチャなど。ニューヨークらしいデザインコンシャスなおみやげもみつかるかもしれません。
3軒目はこの春、地下鉄コロンバスサークル駅の構内に開店を予定しているそうです。この野心的なプロジェクトを仕掛けているのはもともと広告業界やファッション業界で活躍してきた彼ら。日々多忙なニューヨーカーの毎日をちょっとブラッシュアップするためのヒントと工夫があふれた店づくりはさすが。通勤や移動の途中、ついついストップバイしたくなる、そんなショップです。
the new.stand
http://the-new-stand.com
Union Square Station (14丁目、ホールフーズの下あたり、Lトレイン入口)
Brookfield Place Winter Garden (パームツリーのある広場に面したWinter Garden2階)