今、ロウワー・マンハッタンが変わってきています。グラウンド・ゼロ界隈の復興も進み、この春には911メモリアルミュージアムもオープン、この秋には『VOGUE』や『GQ』などを擁するコンデナスト社の本社も１WTCというビルに移転するなど、マンハッタンのダウンタウンシーンもまた盛り上がってきました。

2005年に全米最大の魚市場「Fulton Market」が移転して以来、現在再開発中のSouth Street Seaportもこの夏はいろんなイベントが開催されています。特にニューヨークのカルチャー雑誌『DOSSIER』がキュレーションするポップアップショップやアートイベントは必見です。

ニューヨークベースのインディペンデント系サーフブランドばかりを集めたセレクトショップ「SUMMER HOUSE」やブルックリンを拠点に地元のアーティストたちを支援し、この夏10周年を迎えるという「Cinders Gallery」のブースなど。ギャラリーオーナーのSTOさん自身もアーティストで、私が訪れた日は、まさに7月10日のオープニングの準備中でしたが、快く”プレビュー”を許していただきました！

ほか、日替わりで屋外映画やライブなどさまざまな企画が繰り広げられています。中にはこんな大道芸人も……。彼は小さなぬいぐるみのパーツを次々に飲み込むという、かなりキテレツな芸を道端で披露していました……。

FDRドライブを越えて反対側にある埠頭Pier 17からは、マンハッタンとブルックリンをつないでいるブルックリンブリッジが眺められます。大きな帆船やヨット、観光用の遊覧船なども接岸しています。

イーストリバー沿いを運行しているフェリーは近くのPier 11に発着しているので、ここからブルックリンのダンボやウィリアムズバーグ地区へ水際から足をのばしてみる、というのもおすすめです。