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HELLO! FROM NEW YORK
日本で猫カフェがブームになったのは何年前のことだったでしょうか? 最近ではウサギやヤギ、そしてフクロウなど……さまざまな動物カフェのジャンルが増えているようですが、アメリカでは初めての猫カフェが先日オープンしました。
ペットフードメーカーのPurinaがスポンサーになった4日間だけのポップアップ・カフェでしたが、連日長蛇の列で入場までには4時間待ち、といった状況でした。
カフェの中の猫はNorth Shore Animal League America ( NSALA)というアニマルシェルターから連れてこられています。このカフェの大きな特長は、全ての猫は飼い主を探している、ということです。全部で16匹の猫がやってきましたが、そのほとんどが最終日にはそれぞれの家をみつけることができたそうです。
カフェのメニューはカプチーノ(猫の顔のラテアート付き!)やお菓子は無料。滞在時間は30分まで、と決まっていましたが入場も無料です。期間中は獣医師による猫の健康についてのトークや猫の飼育法のレクチャーなども行なわれました。
今回のカフェは期間限定のポップアップですが、アニマルシェルターと提携するというアイディアはとてもいいと思いました。ニューヨークにもいくつかシェルターはありますが、たいていは受け入れる前に猫と遊ぶことはできません。こういった猫カフェであれば、猫の性格や自分との相性なども理解した上で迎え入れることができます。
サンフランシスコやオークランドなどでは、パーマネントの猫カフェも計画されているようです。しかし、カフェの中に入って猫たちの写真を撮ったり、猫を触ったりする人々の嬉しそうな顔といったら! 猫のために何時間も列に並ぶことをいとわないほど、ニューヨークにも猫が好きな人がこんなにいたなんて。私も猫派ではあるのですが、ちょっと驚きでした。
NAVIGATOR
市川暁子
フリーランスのジャーナリストとしてNYのファッションやカルチャー、ライフスタイルに関する記事を雑誌や新聞に寄稿。NYコレクションの取材は10年以上続けており、CFDA(アメリカファッション協議会)ファッション大賞のデザイナーもノミネートしている。ほか、並行してブラジルのサンパウロおよびリオのファッションウィーク取材も継続中。2007年には『NYのおみやげ』(ギャップジャパン)を、2013年にはブラジル人イラストレーター、フィリペ・ジャルジンの作品集『スケッチ&スナップ』(六燿社)を編集、出版した。www.originalslope.com
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