Vol.51 トラッドな春夏スーツ服地の知識を蓄えれば仕事も快適にこなせる。
サマースーツの定番服地となるウールトロについて、ニューヨーカーのチーフデザイナーの声と共にその特徴を予習。今シーズンのス...
HELLO! FROM NEW YORK
春にご紹介したブルックリンのフリーマーケット。冬の間は移転して屋内で開催されています。この冬のNY は寒さが特に厳しく、買物に出るのもおっくう、と思ってしまう日々ですが、フリマならワンストップでショッピングができ、古着からインテリア雑貨、若手クリエーターのクラフトなども見ることができます。
しかも、冬の特典!? として、フリマと同時開催で「Smorgasburg」という屋台村も同じスペース内に展開されているので嬉しいかぎりです。
SmorgasburgはローカルなB級グルメの屋台を集めたイベントで、ドーナッツやホットドッグ、ピザやロブスターロール、コーヒーやスウィーツなどなど、それぞれ工夫を凝らしたメニューが話題となっています。
中でも登場以来人気を呼んでいるのが「ラーメンバーガー」です。連日この新種バーガーを食べたいという人々がSmorgasburgに詰めかけ、何時間も行列しているというくらいなのです。
先日、私がフリマに訪れた際はものすごい寒波の夕方だったためか、奇跡的に(?)待っている人がゼロ。このまたとないチャンスを逃す手はないということで(あまりお腹も空いてなかったのですが)、ひとつ買ってみることにしました。
お値段は$8。気になるお味ですが、ライスバーガーのライスの部分がラーメンになった感じ。バンズの部分はごま油風味の固められたラーメンで、具はつくね風味のビーフハンバーグと刻みネギが入っています。ラーメンの具といえばポークのチャーシューが一般的だと思うのですが、”バーガー”と名乗るには、やはりハンバーガーじゃないとだめなのかも知れません。考案者はアメリカ生まれの日本人Keizo Shimamotoさんで、このアイディアはアメリカ生まれならでは、という感想です。
ロケーションもウィリアムズバーグの中心地で、人気のショップやレストランから近いのも便利です。屋外を歩き回るのも厳しい気候が続いているので、一カ所でショッピングもランチも楽しめるブルックリンのフリマは週末のアクティビティとしてお薦めです!
Brooklyn Flea + Smorgasurg
0 North 5th St. at Wythe Ave.
Saturdays + Sundays 10am-6pm0
http://www.brooklynflea.com/
NAVIGATOR
市川暁子
フリーランスのジャーナリストとしてNYのファッションやカルチャー、ライフスタイルに関する記事を雑誌や新聞に寄稿。NYコレクションの取材は10年以上続けており、CFDA(アメリカファッション協議会)ファッション大賞のデザイナーもノミネートしている。ほか、並行してブラジルのサンパウロおよびリオのファッションウィーク取材も継続中。2007年には『NYのおみやげ』(ギャップジャパン)を、2013年にはブラジル人イラストレーター、フィリペ・ジャルジンの作品集『スケッチ&スナップ』(六燿社)を編集、出版した。www.originalslope.com
2014年秋冬NYコレクション、オフランウェイ顛末記。
人気デザイナーによる新ホテル、VICEROY。