ウィリアムズバーグ地区の北、いまでも人気が高いワイスホテルを過ぎ、さらに歩を進めるとグリーンポイントという地区に入ります。イーストリバー沿いにあるこのエリアには工場や倉庫が多く、夜はあまり人も歩いていないような場所です。なんだかひとりで歩くには寂しいような雰囲気ですが、その工場の一角で週末の金曜日と土曜日「ブルックリン・ナイトバザー」が開催されています。

通常はプレッツェル工場である建物に併設されたスペースを利用したこのバザーは東南アジアのナイトマーケットをイメージしているとのこと。2万4000スクエアフィート（約2230m²）の広大なスペースにはブルックリン在住のクリエイターによるジュエリーや雑貨、ヴィンテージ古着などのベンダーのほか、多国籍なエスニックフードやビール、ホットワインを売る屋台などがずらりと並んでいます。

そのほか、卓球やパターゴルフができるコーナーや、プリクラやUFOキャッチャーのマシンなどがあるゲームセンターコーナーもあります。私たちもビールを片手に、タコスや北京ダックのサンドイッチ、肉まんなどを買い込んで、お祭りの夜店をひやかす感覚でブラブラとバザーを散策しました。

そして会場奥にはステージもあり、日替わりでバンドの生演奏も行なわれています。出演プログラムは公式サイトで公開されていますが、地元のアップカミングなバンドが多いようです。ここからビッグになっていくバンドも、もしかしたらいるかもしれませんね。

ショッピングとダイニング、そしてエンターテイメントが合体した大人のための夜祭りといった感覚のイベント。年間を通して開催されていますが、春から夏にかけては特に盛り上がっていくような気がします。

酒類を販売しているので、入場の際はID（年齢がわかるパスポートや免許証など）を見せる必要があります。忘れずに持っていってください。それと、夜は特に人通りが少ないエリアでもあるので、行き帰りには気をつけてくださいね。